「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

秩父34観音巡り、総開帳(23番~30番)

2014-11-24 23:13:18 | 巡礼秩父34
総開帳とタイトルはつけているが、
期間が過ぎ、総開帳ではなくなった秩父34観音巡り。

9:15 西武秩父駅着。

10時すぎの巡礼バスを使うつもりでゆったり構えていたが、
一応、西武バスの案内所に行って確認したら、
9:25の路線バスがあるという。
ラッキー。

9:45 23番音楽寺着。バス停から徒歩5分の距離。
なぜ音楽寺という名前なのか疑問には思ったが
確認しないまま次をめざす。

23番を出発して、今度は、山から下りるためだけに
巡礼バスに乗ることにした。
お寺を出てしばらくしたとき、下の方から、
歩いて上がってくる60歳?くらいの
おじさんと目が合い、
驚きからここまで上がってきたんですかと、
話しかけた。(車で登ればなんてことないが、
巡礼用の道だとかなりきつい坂。)
声をかけたことがきっかけで、
次の24番まで一緒に歩くことになった。
10:27の巡礼バスで、ふもとのバス停まで。
そこから24番まで歩いた。
今回の34観音について、話をしながら歩いた。

24番法泉寺 11:15着。3.5km徒歩。
そのおじさんとは、24番で分かれた。
今回、その杉並から来ているというおじさんは
20番から回りはじめて、24番で結願という。
板東33もトライとしているとのこと。

25番までは、今まで一番と言っていいくらいの
距離だったような気もした。(後から確認してみたら
そうでもなかった。)ちょっと難儀だったのが、
途中から巡礼道を止めて、大きな通りを通ったが、
歩道がなく、ちょっと危なっかしかった。

12:25 25番久昌寺着。2.9km徒歩。
山門は公道に囲まれ、孤立した場所にあった。
大きな池もあった。
到着すると、
大型より少し小さい観光バスで回っている
観光客もいた。
この時期、総開帳は終わったとは言え、
紅葉の時期である。

25番から26番までは、歩く距離を短縮するため、
少し電車を使うことにした。

13:00 浦山口駅到着。
ラッキーなことに、電車の時間が合った。
13:07 電車に乗車。一駅分だけ、
西武秩父側の影森駅まで。

13:20 26番圓融寺着。3.8kmだが、
電車を使ったので、半分くらいの徒歩か。


13:45 27番大渕寺着。1.4km徒歩。
お寺の上方80mほどの山の上に
何やら大きな観音が見えた。
かなり離れていて、比較するものがないので、
どれくらいの大きさは不明だが、
雰囲気、8mくらいはあるかもしれない。
巡礼という主旨でなければ、
時間的に余裕があれば、
そして、体力があれば、その観音の場所まで、
きっと登ったことだろう。

27番を出て、しばらくすると、
途中で「くま出没注意」と看板が
出ているのを見かけた。
ちょっと、おっかない。

27番から28番への途中で、コンビニで
とある疲労回復ドリンクを買って飲んだ。
そしたら、しばらくして、確かに疲れてはいるが、
そんなには辛い疲労感、けだるさはさほどなかった。
ドリンク効果。

14:20 28番橋立堂着。崖の下にあるお寺。
今にも、崩れそうな崖で、ネットが張ってあった。
お寺と崖の風景が、コントラスト。
紅葉も相まって、なかなかの見ごたえだった。
(写真)

28番から、29番へ向かうとき、
一人で巡礼している
おばあさんに声をかけた。ついでに、
次の29番までの道を聞いた。
年齢を聞いたら、71歳。
驚いた。確かに白髪はそれなりなのだが、
足がしっかりしている。この歳になったら、
いっしょに行こうという人はいないと、
いっていた。
今回は、珍しく、最初はバスを使ったけど
、、、、たいていは歩くといっていた。
まあ、信じられない。
どうやら、前にも、
秩父を巡礼したことがあるような風だった。

14:55 29番長泉院着。1・8km徒歩。
今回の巡礼では、このお寺は何宗かなと
思ってみることは、ほとんどないが、
このお寺は曹洞宗というのが目に入った。
納経所の前を通り過ぎ(朱印はしていないので)、
あることを思い出し、納経所まで引き返した。
賽銭用の小銭が無いのだ。
納経所に入り、1000円をくずすため、
何か買えるものはないかと見回したが、
適当なものがなかったので、
「実は賽銭用の小銭がありませんで、
両替してもらえませんか?」
「100円玉しかありませんけど。」「はい。」

賽銭のお金は、自分の中で決め事がある。
特別理由はないが、10円玉3枚あれば、30円。
10円玉がなければ100円の賽銭。


29番から30番までは、けっこう距離がある。
さっきのおじさんの話によると、
2時間かかったと言っていた。ということで、
29番から比較的近い武州中川駅へと向かい、
電車を使うことにした。
15:35頃武州中川駅到着。
電車を待つ駅舎の中で、30番へ行かないで
このまま、帰路につこうかと誘惑にかられた。
でも、次回30番目から始めると中途半端。
それを考えれば、もう一踏ん張り。
16:08の電車で出発、16:15白久駅着。

16:30 30番法雲寺着。
29番から歩けば7.1kmだったが、
電車利用で2kmくらい歩いたかも。
白久駅からは、徒歩15分でお寺に到着。
到着すると、もう参拝者は誰もいなかった。
小鳥の鳴き声しか聞こえない状況に
心がおちつく気がした。

16:40 ここで区切りをうつことにした。
30番を後に。
白久駅まで歩く間、薄暗い中、
誰一人も出会わなかった。
また、車にも合わなかった。
30番に来る途中は、車も通っていたし、
犬の散歩をする親子も歩いていたけど。

17:10 白久駅から乗車。御花畑駅下車、
西武秩父駅で乗車し、帰路についた。
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テレビで、在宅ホスピス

2014-11-18 05:51:01 | エピソード
NHKのプロフェッショナルという番組で、
在宅ホスピスにかかわる医者について
取り上げていた。
70歳くらいのこの医者は、以前は外科の執刀医であったが
40歳ころ、がんにかかり、
回復はしたものの、病院で手術ができる体力が
もうなくなったと、大きな病院をやめた。

当初、普通の在宅医療の仕事をはじめて、
今は、主に終末医療の在宅ホスピス。

病院ではなく自宅で終わりをむかえたいという人たちを
巡回して、診療。
やさしい言葉をかけ、精神的に患者を和らげ、
ガンからくる痛みをモルヒネなどを使って和らげる。
(月額4万くらいで、在宅診療のサービスは
 受けられるという。)

テレビでは、何例かの患者がでていた。
患者を訪問して、
その日の夜、あるいは、翌日亡くなるという状況も
あった。
中には、末期といわれながら、5年も在宅介護と
なっていた患者もいた。妹(姉?)さんが、
5年もの間面倒を見ていた。

とある患者。67歳くらい。腎臓がん。
生活保護を受けていて、身寄りがない。
誰も見る人がいない。(見にすまされる。)
いよいよ、お迎えが近くなってきたとき、
一人では、ほっておけないと、
在宅医療チームのスタッフが交代で、
常駐することになった。
そして、最期を迎える。

この医者は、末期患者を前にして、
お迎えがくるという言葉を
はっきりという。

人がらのよさもあり、親身になって対応しているし、
先生でよかったと、一応にして、
患者の家族は言っていた。

このお医者さん、
すばらしいお仕事をされているなあと思った。

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秩父34観音巡り、総開帳(13番~22番)

2014-11-15 21:37:15 | 巡礼秩父34
個人的には、精神修行の場、秩父34観音巡り。

今回で3回目。

9:15 西武秩父駅着

9:25 13番慈眼寺着
人間大の見事な聖観音と阿弥陀如来が、
本堂ではないお堂に配置。
入り口がまに車で陰になっていて、
りっぱな仏がいるという存在が消されていて
意外とこの堂内に入ってくる人は少なかった。
もったいない。
聖観音は、金色に塗られ、
阿弥陀如来のほうは肌のところは金色で、
服の部分は、青銅色。

9:45 14番今宮坊着。
60cmほどの聖観音。

10:15 15番少林寺着。
お寺の人が、落ち葉を機械で吹き飛ばして、
掃除していた。近くを通らざるをえなく、
ほこりを吸っていい感じはしなかった。

10:50 16番西光寺着。
ミニ四国八十八箇所めぐりもある。
大日如来らしき人間大のギョクがんの仏もいた。

このお寺あたりから、35才くらいの
ひとりの女性の参拝者とでくわす機会が多くなった。
銀座クラブのホステス風な感じが
なんとなくした。Gパン姿だが、
髪はきれいに結ってあった。
冊子に書かれているお経を読んでいた。
朱印もしてもらっていたようだし、
熱心な雰囲気だった。
以降、22番まで、ときどき見かけることになった。

11:25 17番定林寺着。

12:00 18番神門寺着。
小さなお堂の中に、80cmほどの各種の仏。
全ての仏の唇が、紅が塗られていた。
また、薬師如来はやっこをもたずに、
小さな水さしを持っていた。
少し驚いたのは、このお堂も含めた(?)仏が、
1人の人に寄贈されていたことだった。

12:20 昼食休憩20分ほど。

12:55 19番龍石寺着。
お寺の敷地内に火口岩のようなものがあり印象深い。
この岩の形からこのお寺の名前になったのだろうか。
小さなお堂の中に西洋のあかちゃんの人形が
おかれていて、少し不気味だった。

13:30 20番岩之上堂着。
秩父大橋を渡り、がげの近くにあるようなお寺。
どうやら、がけの下のほうに行ける道はあるようだったが、
時間も限られているし、降りる気はしなかった。

このお寺あたりから、20代前半くらいの女性と
でくわすことになった。
失恋でもしたのかなという感じがしないでもなかった。
彼女は脚力があり、なんなく、自分を追い越していった。

13:50 21番観音寺着。

22番童子堂到着ちょっと前、
先ほどの若い女性が、23番への巡礼道へ行くのをみかけた。
高台の23番まで彼女ならなんなくいけそうな気がする。

14:15 22番童子堂着。
山門のユニークな仁王が迎えてくれた。
こういう仁王は、はじめて。
格子の間にカメラを入れて撮影したのが添付の写真。


14:30 ここで、今回の巡礼を終了することにした。
14:53のバスで、西武秩父駅に向かい、帰路。
今回バス利用は、この帰りのバスのみ。


次回は、23番から。
23番は巡礼バスというのに乗ることになる。
総開帳は11/18までなので、
次回は、総開帳が終了した後になる。

ちなみに、巡礼バスは、11/24くらいまでしか
運行していないようで、それまでには、
4回目の秩父巡礼に出かけて行きたい。
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秩父34観音巡り、総開帳(6番~12番)

2014-11-03 23:54:19 | 巡礼秩父34
9:15 横瀬駅着、6番札所を目指す。ここからしばらくは、
国道299の両側に札所が続く。
国道の両脇共に歩道が整備されているわけではなく、
通りの多い車の道路を横切りながら、歩かないといけない。
ときには、歩道のないところも歩かないといけないので、
少し危なっかしいところはあった。

9:50 6番ト雲寺到着。多分熱いお茶と、
ミニトマトの接待も行われていた。
歩いてきて、汗も出てきていたので、
熱いお茶はノーサンキュー。
どこも一緒で、朱印待ちの行列ができていた。
お寺自体は、多くの秩父のお寺と同じでこじんまり。
本尊も小さく、見仏とは言えないくらい。
親戚と父が成仏していることを願って、後にした。

10:05 7番法長寺着。6番に行く途中、
7番のそばを通ったが、1番から通しで回ると
決めていたので、後回しにしていた。
庭もそこそこ広い。駐車場も比較的大きい。
大黒の石仏、観音の石仏が少し目に付いた。

10:45 8番西善寺着。
こちらは樹齢600年と云われるもみじの木が見事。
参拝に来た多くの人が写真を撮っていた。
日の光に、少し赤色になった葉が映えていた。

11:25 9番明智寺着。
横瀬駅には一番近いお寺であったが、後回しにしていた。
六角堂のような形をしているお堂。

お参りを終えて、いったん横瀬駅によって、
10番へは西武秩父駅経由で、バス利用を検討することにした。

11:45 横瀬駅着。買っておいたおにぎりを食べた。
基本的に、売店は少ないので、おにぎりやパンなどを買って
巡礼したほうがよい。
せっかく、横瀬駅まで戻ったが、思い直して、
徒歩で10番まで行くことにした。

12:30 10番大慈寺着。
次の11番への道順を考えながら、
タブレットを確認していたら、
写真を撮ってくれと3人家族に声をかけられた。
60歳?夫婦、30歳?娘さんくらいだろうか。
だんなさんは自転車、残りの2人は徒歩で回って
いるという。前回は、5番まで回って、
というところはいっしょだったが、
今回は13番から回り始めたという。
この寺の最寄のバス停を確認したところ、
10分後にバスがあったので、待つことにした。
今回、はじめてのバス利用で、11番の近くまで、
バスで移動した。

13:00 11番常楽寺着。
少し高台にあり、見晴らしがよかった。

13:40 12番野坂寺着。
今回の巡礼の中では、最もケンブツとして見所があった。
仏像ワンダーランド的。
堂内のほうでは、
本尊はそうでもなかったが、ま近で見ることができた
ツインの薬師如来、観音、そして、
巡礼姿の30代後半くらいの人間の女性のリアルな像。
このリアルな女性像は玉眼であった。
外にも、、、、。
赤ちゃん顔のふれあい観音。ほっぺた、鼻のあたりが、
てかっていて、この部分が頻繁に触られたということを
示している。
また、同様に赤ちゃん顔したお地蔵さん6体。そのうち、
1体は、招き猫ポーズ、1体は、正面を向かずに、
すねたように真横を向いていた。
この真横を向いたお地蔵さんに、かわいいという声が
あがっていた。


14:00 まだ余力はあったが、
ここで区切りを打つことにした。
次回は、13番から。

メモ:
お寺での滞在は10分~15分程度。それ以外は、
歩いていた時間ということになる。




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