昨日西尾にて見たらんちゅうの有精卵。
むしろ、オス2、メス2と絶妙なバランスに偶然なっておりましてオスが永遠にメスのケツの穴を突いて産卵を誘発させる行動をとっておったww
セリ仕入れ品ゆえ、偶然ではあると思うのだが結構面白い。
池揚げされ、競り落とされ、お店のやや高い水温の水槽に移動して来たら、そりゃ春の到来を感じ取って産卵行動に邁進するのは生き物の定め٩( 'ω' )و
前回はメスが単独で無精卵を全ブッパしておったからなぁ(*´-`)
それに比べたら悲しさと虚しさが無くて良いww
そんな金魚さん達。
特にデカサイズは水槽環境の水質とは全く異なる池から届くので、入荷後に粘膜が分厚くなって病気に見間違える現象も多々起こります。
長年の経験がなくてもスタッフ2年目でも
経験的に分かる程度のレベルの話なので
1年生には目に見える症状だけに囚われず
その金魚がどんなルートで、どんな水質&水温変化を経てここにいるかを推測しながら
粘膜過多や厚みが増してるとか、その他の病気なのかを判断していくと間違え難いとアドバイスしてます。
季節的な事を言えば水槽導入後の
水温上昇での発情と同じように
ウオジラミやイカリムシのような寄生虫だって孵化をする温度変化なのだから
むしろお客さんの家に行った後のリスクや
長期ストックになった時の事を考えて
駆虫剤は入荷時に使うべき時期だよとか
1年生には広い視野で考える癖をつけさせる意味合いもあって教えるおじさん٩( 'ω' )و
そんなこんなをやっておりますと
金魚なんて仕入れた後に白点病や
寄生虫が出て当たり前。当たり前に出るから
出る前提でストック準備しておけば簡単に治せる。そんな感覚の2年生に成長してますな(*´-`)
実際、卸売のプロ同士ではそんな事ぐらい自分で治せるんだから値段に反映はないですし
話題にも上がらないレベル。
熱帯魚の場合は超小型魚などで白点病が無視できない損失に繋がったりするので話は別ね。
そんなこんなでその感覚と経験があれば
金魚の場合、同じトラブルがお客さんの家で起こっても本当の意味で適切で有効なアドバイスを出来る子に育ちます(*´-`)
何事も適切な経験大事。
適切な( ゚д゚)
ろくに治せない、適切な診断も出来ないままの放置ダメ絶対www
ペットエキスポしゃんの場合、金魚カテゴリーは普通の価格帯で定番種をある程度揃えておきつつ、セリ仕入れ分で上物個体のお買得リリースとかジャンボサイズで笑ってくれとかのパターンが多いかなぁ。
どちらにしても金魚の生産地が近い利点もあって、国産物のまともなレベルの個体を扱ってるのが基本です。
ピンポンパールやヒレナガ鯉など輸入依存度が高い品種が例外としてありますが
琉金とか丹頂とかはチビでも形がその名を語って良いレベルを維持している店が大半ですなぁと思ってます。
輸入の琉金ちびなんて形がもう琉金じゃないし、更紗を名乗りながら全く更紗模様なかったりと、最低限の質を維持しようと思うと自社の基本コンセプトからも逸脱しちゃってクレームの元にもなるし、そもそも恥ずかしいと(*´-`)
安売りはセリ仕入れ品、定番品はまともなレベルの個体群。
このメリハリを維持してこその
広い視野から見た戦略が成り立つ戦法だろうと推測(*・ω・)ノ