hiroべの気まま部屋

日ごろの出来事を気ままに綴っています

父からの手紙:第6回(1984年1月10日)

2012-12-27 09:16:11 | 父からの手紙
  父からの手紙第6回です。

 父の字は自己流の崩し字で読めない字が各所にあります。次のように一部加工しましたので
ご承知置きください。

  ①句読点もない文章のため、句読点は適当に補いました。
 ②誤字、脱字はそのままとしました。旧漢字も可能な限りそのままとしました。
 ③略字、当て字は「カタカナ」表記としました。
 ④個人名は、関係者しかわかりませんが、一応仮名(イニシャル)としました。
 ⑤一部私の説明を追記しましたが、追記部分は‘  ’で囲みました。

1984年1月10日

‘正月に帰省し、親戚に挨拶廻りをしたことに対する手紙’

拝呈

寒に入り一段と寒さが益して来た様に想われます。今年は先年に比し
やゝ寒さが厳しい様ですね。
御正月帰郷下され御心使ひ戴き感謝致し居ります。慌しい日程で疲れた事と
申訳無く想ひ居ります。

御父様始めKB様‘仲人’、SK様‘義兄’、FT様‘義母の親戚’
IK様‘義父の親戚’、SZ様‘義兄’依り賀状戴きました。
尚、SZ様依りは「新年に作ル」漢詞頂戴致し教養が偲ばれ老人の私には奥床かしく
有難く拝受致しました。

私の造った万成石(岡山の日本の名石)の花器(盃型水鉢定紋浮出し入れる予定でした)
外照出磨きとして御母様に差上度想い居りましたのですが、KO‘長兄’の許しが出ず
誠に残念に想って居ります。

本年は市議改選の年で有り何かと煩らわしい春に成りそうに想われます。
私も本年こそ町の役はやめさせて戴く心算で居ります。

風邪を引かぬ様体大切にして下さい。
奥様によろしく御伝え下さい。

敬具

                                 SK‘父’
HM‘私’

一月十日