北欧旅行も5日目で後半に入っています。この日はウルヴィークのホテルから、バスでグドヴァンゲンという町まで北上して、そこで乗船、今回の旅での最大のハイライト、ソグネフィヨルドクルーズに。クルーズ船をフロムという町で下船、そこからは今度はフロム鉄道に乗車、急こう配を上る鉄道旅となります。フロム鉄道を標高900mのミュルダールで下車、そこからはベルゲン鉄道に乗換え、ヴォスという駅まで、そこから再びバスで、ウルヴィークのホテルに戻るという日帰り旅となりました。
それでは、まずは、ソグネフィヨルドクルーズです。
【5日目 7月23日(月):午前】
バスがソグネフィヨルドクルーズの乗船場であるグドヴァンゲンに着くと、あたりの景色が一変します。
垂直に氷河に削り取られて出来た高い岩の壁が両岸に迫っています。その岩肌には幾筋もの滝が流れています。これぞ、フィヨルドの景観と、この後のクルーズにも期待が高まります。
写真の上左は、グドヴァンゲンまでの途中でバスからみた「ツヴィンデの滝」です。上中が乗ったクルーズ船です。2016年就航の最新ハイブリッド船(VISION OF THE FJORDS号)で、エンジン音がほぼしない、ともかく静かな遊覧船です。
それでは、前置きはこれくらいで、約2時間のソグネフィヨルドクルーズのスタートです。じっくり写真でお楽しみください。乗船して、まず大きな窓のある2階席に座って、後方(スクリュー波のある写真)の景色を楽しみ、その後展望の開けた屋上より写真を撮っています。
ソグネフィヨルドは資料によると、全長が約204kmの世界最長、最深部が約1308mの世界最深のフィヨルドということですが、実際に観光でクルーズするのはそのごく一部です。上の地図で、グドヴァンゲンをスタートしたクルーズ船は、地図の点線に沿って進み、逆Vの字の頂点でフロムに向かって進みます。(川の支流のように、この部分をネーロイフィヨルド、アウルランフィヨルドと呼びます。)
以上、3枚の写真が逆Vの字の頂点付近です。何故、クルーズのコースが一部だけかは、渓谷が狭い範囲が景観として観光対象になるのに対して、広い部分はハダンゲル・フィヨルド同様に、ただ延々広い湖らしきものが続く景観となってしまうため、ということのようです。さてそろそろ、フロムに到着のようです。
最後の写真は再びグドヴァンゲンの乗船場からの写真でした。(写真の順番は必ずしも時間の経過順ではありません。)
以上、いかがでしたでしょうか?船は本当にゆっくり進み、景色をゆっくり楽しめます。写真も沢山撮りましたが、それ以上に景色を堪能したクルーズでした。
フロム到着後は昼食、その後フロム鉄道での山岳の景色を楽しむ鉄道旅となるのですが、それは次回に。