茨城県近代美術館で開催中の「無限迷宮への夢 エッシャーの世界」展へ行きました。
茨城県近代美術館は毎年この季節になかなかいい企画展をやってくれます。
◆雨上がりの茨城県近代美術館
エッシャーは今まで雑誌や本などでよく見てきましたが、実物を年代順・テーマ別に見るのは初めてです。
まずエッシャーが若いころの木版画。何も言われなかったらエッシャーとはわかりませんでした。
◆「小鳥に説教する聖フランシス」(水木先生かと思いました笑)
続いてイタリアを中心とした風景版画。
◆「カストロヴァルヴァ」 (この緻密さ。。。すごい)
◆「やしの木」 (木版画です!)
そしてエッシャー独自の世界へ。
◆「写像球体を持つ手」
あまりにも有名な作品ですが、実物は微妙な色合いや紙肌が興味深い。
◆「昼と夜」
2色刷りの「木版画」だということにも感服。
◆「ベルベデーレ(物見の塔)」
子どもの頃にこれを初めて見た時は本当に驚きました。
◆「上昇と下降」
これはぜひ実物を近くでご覧になってください。計算されつくされた構図と線、徹底した細部の描き込み、圧巻です。
◆「滝」
これは完成した作品も素晴らしいですが、10点以上の習作が見ものです(いろいろな部分や全体のラフスケッチなど、エッシャー思考・制作過程がわかって面白い)。
この他にもエッシャーならではの作品が多数。
◆「描く手」 やっぱり発想がすごい。
◆「もう一つの世界」
◆こちらは実物を拡大した撮影コーナー
◆「爬虫類」
◆錯視体験コーナーも
◆この小さな三つの四角い紙、全部同じ明るさなんです。
これだけまとまってエッシャーの作品を見ることができる機会はそうないと思うので、貴重な展覧会でした。お早めに(7月10日まで)!
◆お隣の茨城県立県民文化センターのポスター こっちも行きたい。
(2016.06.23)