大川(旧淀川)べり街歩きの続きです。
中之島の日本銀行大阪支店の横を過ぎた歩道脇に変わった掲示板がありました。
どうやら大阪の橋の番付表のようです。
東の大関が天神橋、西の大関が難波橋。関脇にはそれぞれ日本橋、高麗橋。
あれっ、天満橋は上位には入らないのかいな? と思ったら、中央下に大きな文字で 「差添人 天満橋」と。
天満橋は別格扱いなのでしょうか。
橋番付表からしばらく歩くと、中之島郵便局南の歩行者用橋の上に浪花百景の浮世絵で描かれている大阪の橋の陶板モニュメントが幾つか。番付表といい、なかなか趣向がよろしい。
上の写真、橋の上です。向こう側おビルが中之島郵便局。
中之島を抜けると、中之島で別れていた川は合流し、川の名は安治川になります。ここからしばらくは安治川の左岸沿い歩きになります。中之島のビジネス街とはうって変わって、あたりは倉庫街になります(写真なしです)。
さて、つづいては川関係での変わった施設、安治川トンネルです。
これが、安治川トンネル南側の入り口。 ヒト、自転車専用の河底トンネルです。橋代わりに使われています。
一見、倉庫かと見間違うような佇まい。知らないと、うっかり前を通り過ぎてしまいそうです。専用エレバーターがあり、地下に潜ります。
地下のトンネルはこんな感じです。
向こう側のエレベーター前で待機してます。エレベーターから出てくる自転車、ヒトのために片側を空けて待機してますね。日頃このトンネルを利用している地元の方々の自然発生的なマナーですね、感心。
対岸の出口です。自転車が6~8台ほど入るでしょうか、大きなエレバーターです。
六軒屋川水門のところまでやってきました。
高潮の被害を防ぐための施設です。淀川河口近くにはあちこちにこのような水門があります。
此処から先は川べりの道は歩道がなく、車の通行量も多かったので、安全を期して川辺から離れ、JRゆめ咲線沿いの道を歩くことにしました。
ユニバーサルシティ駅を横目にその先の桜島駅方面を目指します。
桜島駅を過ぎて安治川に向かうと、そこに今回の最終目的である天保山の渡し場があります。現在、大阪市では8ヶ所の公営渡し場があるそうです。橋をかける代わりの渡し船ということで、無料で利用できます。安治川トンネルも同じような趣向です。
この時間帯(15時台)は0分、30分の30分間隔での運行でした。平日の通勤時間帯は15分間隔のようです。
向こう岸の天保山側から渡し船がやってきました。結構、乗船客がいました。対岸には大型客船DIAMOND PRINCESS号が停泊しています。
あっという間に対岸、天保山乗り場に到着です。
日本一低い山、天保山(標高4.53米と書いてありますね)の三角点前です。
如何に低いか。右手に小さく見える人影、実は海釣りをしている釣り人です。
山頂前で写真を撮っている私とほぼ同じ高さの場所で海釣りをしているという、なんとも不思議な世界。
なお、この天保山の横に、天保山よりも遥かに高い丘(天保山公園の見晴台)があるので、お間違えなく。
実はわたし、最初間違えました。公園にいた地元のおっちゃんおばちゃんに教えてもらった次第。
海遊館の観覧車を横目に、今回の街歩きの終点である大阪港駅へ。
柴島駅出発が午前10時、大阪港駅到着が午後4時過ぎ。約6時間、20kmの街歩きでした。
翌日は足のふくらはぎがパンパン。普段あんまり歩いていないのがバレバレです。
おしまい。
当日歩いた軌跡(赤線がGPSの軌跡)