このところ、望遠鏡いじりが続いてます。
今週は20cmリッチークレチアン反射望遠鏡の主鏡の結露対策の装置作りです。
上の写真にあるフードを手作りして使ってきましたが、夜間に長時間使っていると、このフードだけではどうしても主鏡に結露することは防げないことが判明。
そこで、ネットで調べてみると、シリカゲルを使って乾燥空気を作って反射鏡筒内に送風して結露対策している例を幾つか見つけ、それを真似て作成してみました。
これから作成しようとされる方への参考のため、情報を記載しときます。
購入したもの:
・エアポンプ(金魚鉢に空気を送る、いわゆるブクブク):水作 SSPP-3S 1610円(AC電源が必要です。このシリーズではさらに安い型もあったが、この型は送風量が調整できるのでこちらを選択)
・エアポンプ用チューブ:スドー F-510(5m) 246円
・チューブつなぎ:GEX GX-36(10個入り) 88円
・バブルメイト:スドー S105-D(径25mm) 147円
・シリカゲル:トーヤク シリカゲル青(500g) 1209円(ビックカメラが一番安かった)
以上の品はすべてyodobashi.comとビックカメラ.comで通販購入。合計3300円(いずれの小物でも、なんと送料は無料)でありました。
エアーポンプから送られてきた空気をまず、シリカゲルの瓶の底(バブルメイトの球をチューブの先に付けてます)に送り、その空気がシリカゲルの層を通る間に乾燥し、蓋のもう一つの穴から出て望遠鏡の筒内に送られる、という仕組みです。
チューブのつなぎを何にするかで困りましたが、やっとのこと、このチューブつなぎを見つけました。10個入って88円と安くすみました。
最初、ネットの作成例で使われていた金属製のマイクロカプラなるものを探してましたが、このプラスチック製のつなぎで十分そうです。加工が楽ですしね。
物を揃えたあと、加工はシリカゲルの蓋に2箇所と主鏡セルの接眼筒側1箇所に穴を開け、チューブつなぎを接続。チューブつなぎより少し小さめの穴を開け、押しこむのがコツかな? シリカゲルの蓋の方の穴には空気漏れが心配であったので、接着剤も用いました。
主鏡セルの穴へのつなぎの接続は接着剤は使用せず、押し込むだけで十分なようでした。
上の写真がセットした状態。
わりと簡単にできあがりました。
まだ実際には使っていないので、効果のほどは不明。