千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

台風一過のあと、一気に撮影と意気込んではみたけれど曇り続きの模様

2017-09-19 20:19:01 | 望遠鏡・カメラ

台風18号のせいで、「星もと」が中止になってしまい、退屈な連休となりました。

今週は新月の時期で休暇を取って小豆島に帰ってきたけれど、今週いっぱい天候不順の予報。晴れは昨夜のみとなりそうである。

昨夜も例によってたまの撮影でのトラブルがあるわ、あっという間に雲が拡がってくるわで、計画通りに撮影とはいかずじまい。

やっとこさ撮れた3被写体です。

先日、京都の花山天文台見学に行った帰りに、国際光器に立ち寄ったところ、EOS KissX2の天体改造カメラの中古が格安で売られていたので、X5の天体改造を持っているにも関わらず、ついつい衝動買いです。

試しにM27を撮影してみたら、最近使っている冷却カメラASI071MCよりも赤いガス星雲が鮮やかに撮影できました。

2桁も値段が違う冷却カメラより写りがよい(このような被写体に限った話ですが)。

発売時期としては結構古い機種ですが、天体改造カメラとしてはまだまだ使えそう。

後の2枚は冷却カメラでの撮影です。

 

M27 あれい状星雲 

Orion D200mm f/8反射(RC)+Flattener Lens+ EOS Kiss X2天体改造 +Sky-Watcher EQ8赤道儀 

ISO1600, 3m x 16枚 トリミングあり

 

さんかく座 M33

Orion D200mm f/8反射(RC)+Flattener Lens+ ASI071MC-Cool +Sky-Watcher EQ8赤道儀 

Gain240, 3m 18枚  トリミングなし

 

アンドロメダ座 NGC891

同上、3m 7枚  トリミングあり

 


新淀川の川岸のこの構造物は何?

2017-09-17 18:52:18 | カヤック

台風18号の影響はまだ出ていない金曜日(一昨日)に淀川の下流域を漕いできました。

いつものCrusoeは小豆島に置いきたので、1年ぶりにAirFusionを持ち出しました。

1年も放っておくといかんですねえ。カヤック本体前後の上側に、パイプ取り付け作業のためのファスナーがあるんですが、ガッチっと固まって手では開けることができなかったです。実は前日にも淀川に出かけて、いざ組み立てとなったときにこの障害に出くわして、その時は諦めて帰ってきた次第。家に帰ってからペンチを使ってやっとこじ開けたあと、ファスナーにロウを塗ってやっとこさの解決でした。

よくよく思い出してみると、前回の使用は小豆島の海でした。海で使ったあとは塩をきちんと抜いていないと駄目ですね。

 

さて、当日出かけた時間帯はちょうど淀川は干潮。

干潮時にいつも気になっていた川岸の突起物を写真に撮ってきました。

何かの支柱として使われていたのか、直径10cmほどの柱が等間隔に並んだものが地下鉄御堂筋線(新御堂筋)の橋梁の少し下流の十三川の川岸に2箇所あります。一つは送電線の鉄塔の下あたり、もう一つはそこから数十メートル下流側にあります。

満潮時には水面下にあり気づきませんが、干潮時になると現れてきます。

水面下すれすれに隠れている時に、うっかりこの上を通ると、突然カヤックの底をぶつけてびっくりすることがあります。

きれいなコンクリート造りではなく、大きな砂利がまじったもので、いつごろつくられたもんでしょうかね。

この流域は明治時代中頃に新淀川として開削されてできた川なので、それ以後ではあるんでしょうが。

鉄筋が入っているのがわかる支柱もあるので、めちゃめちゃ古いものではないと思います。

一体何のためのものか、ずっと気になっていました。

ご存じの方いませんか?


矢印の先の黒の楕円付近にあります。


一つは鉄塔の下あたりに、

もう一つは鉄塔より少し下流側にあります。


鉄筋が入っているように見えます。


ほんとに久しぶりにAirFusionに乗りました。


星まつり 「星をもとめて」9/17(日),18(月)が開催中止に

2017-09-14 20:12:12 | 望遠鏡・カメラ

毎年、京都のるり渓で開催されている「星をもとめて」は毎年のように大雨にたたられていたが、とうとう今回は台風18号の接近が予想されいて、はやばやと中止の決定となったようです。

http://www.hoshimoto.jp/

今年の「星をもとめて」は今週末の3連休の9/17(日),18(月)開催予定であったが、関西地方は台風18号が開催の初日に直撃を受けそうです。

去年の大雨のなかでの開催で懲りたと思いますねえ。

豪雨で国際光器のブースのテントの屋根が溜まった雨の重みに耐えかねて、屋根が崩れてブースの展示物の上に大水がドーンと落ちた場面をすぐ目の前で見ましたもん。

週末の予定が狂ってしまったけれど、台風襲来のさなかではカヤックに出かけるわけにもいかず、どないしたもんか。。。。

 

 

 


京都大学 花山天文台に行ってきた

2017-09-08 22:35:00 | 望遠鏡・カメラ

9月末まで「京の夏の旅、文化財特別公開」の催しの一つとして、京都大学の花山天文台が一般公開されている。

https://www.kyokanko.or.jp/natsu2017/natsutabi17_01.html

天気が抜群に良かったので、さぞかし天文台からの眺めも良いだろうと思って、かねてから一度訪れてみたかった花山天文台を見学に訪れた。

地下鉄東西線東山駅から無料のシャトルバスが出ています。

詳しくは上のリンクからどうぞ。

蹴上の浄水場を過ぎたあと、左側の側道に逸れ東山ドライブウェイに入って5分ほど山道を上がっていくと花山天文台入り口があった。

バスを降りてから、舗装されていない道をしばらく歩いていくと、本館のドームが見えてきた。

本館には9mドーム内に目玉の45cm屈折赤道儀が鎮座している。

天文台には幾つか施設があるが、一般公開されているのはこの本館と歴史館の2箇所のみである。

なお、入場料は大人800円となっている。

 

2017-9-8 


昨日、10数年ぶりの太陽フレアの大爆発があったとかで、今日地球に影響がでるのではないかとニュースになっていた。GPSにも影響があるかもということであったので、GPSのログをあとで見てみたけれど、ほぼ正確に通った経路を描いてました。特にさほどの影響はなかったみたいです。 

ただ、この天文台は京大の太陽観測の拠点のようで、研究者の方々にとってはめったにない観測の好機だったみたいです。


天文台の入り口です。ここからはしばらく砂利道を歩いていきます。


本館です。このドームの中に45cm屈折望遠鏡が入っている。

屈折望遠鏡にしては鏡筒が短いです。この屈折望遠鏡は単純な屈折望遠鏡でなく、少し複雑になってました。

花山天文台は1929年に設立され、このドームはその当時のものがそのまま維持されてきているようです。


上の説明図の左側にあるのは、もともとこの赤道儀に載っていた30cm屈折望遠鏡。その後、45cm望遠鏡に入れ替えられることになった際、45cmの焦点距離が長すぎて、そのままではこのドーム内に納まりきらないことから、右側の説明図のように2箇所の平面鏡で光路を2回折り曲げて、まるでニュートン反射望遠鏡のごとく、筒先の方で横から観察するように成っている。構造的にはハシェール・ニュートン式反射のようです。屈折望遠鏡でこのような構造のものがあることを初めて知りました。現在の45cm屈折は1969年から使われているようです。


また、この望遠鏡のもう一つの特徴は赤道儀の駆動を電気じかけではなく、昔ながらの重錘式で行っていること。
こちらも骨董品的価値がありますねえ。右下の図にあるように、このドームの製作は川崎造船所とあります。


よくよく見ると、接眼部が鏡筒の左右に付いてました。これは左側の接眼部。右側の接眼部は最初の望遠鏡の写真に写っている。


接眼部が2箇所あるにせよ、筒先にあることには変わりなく、望遠鏡観察にはこのようなたいそうな梯子段が必要になりますね。


こちらは一般公開されているもうひとつの建物、歴史館です。子午儀などが展示されています。河島英五のアルバム「信望」のジャケット撮影にこの建物が使われたとの案内が壁に掲載されてました。
このレンガの階段に座ってギターを爪弾いている河島英五のジャケット写真(の写し)がありました。40年ほど前の写真ですね。
今の建物は塗り替えられており、40年前の建物のほうが古く見える。


本館のドームの外側のベランダからは周りの風景が一望できました。南側には山科の町並みが、南西の遠方には大阪のビル群も見えました。写真は建物が目立つよう、コントラストを強めてます。双眼鏡を持参していたので、あべのハルカスが見えるのはもちろん、梅田のビル群のなかで梅田スカイビルも識別できました。 


こぎつね座アレイ状星雲 M27

2017-09-03 17:55:47 | 望遠鏡・カメラ

先月掲載していた同じ写真ですが、画像処理をやり直して星雲の模様が少しだけですが鮮やかになりました。

 

Orion D200mm f/8反射(RC)+Flattener Lens+ ASI071MC-Cool +Sky-Watcher EQ8赤道儀 

Gain240, 3m x 18枚 トリミングあり

 

7月に撮影した分を追加して画像処理してみると、淡い星雲部分が見えてきました。

3m x 40枚