20cm Ritchey-Chretien 反射鏡のクリーニングのため、主鏡を取り外したついでに、フーコーテスターでナイフエッジ像を撮影してみました。
Ritchey-Chretien反射望遠鏡は主鏡と副鏡が双曲面で構成されている反射望遠鏡。
球面<楕円面<放物面<双曲面の順に修正量が大きくなるので、やはり見慣れている放物面鏡よりも濃い影ができました(ただし、20cm, F3の放物面鏡の影を見たことがなく、それと比べた訳ではないですが。。。)が、美しい鏡面ですね。
世界市場にはいくつかのブランドで20cmのRitchey-Chretien 反射望遠鏡が出回っていますが、全て台湾のGSO社のOEM製品のようです。性能から考えると結構安い価格で出回っているのは、生産量が多いからなのでしょうか?
フーコーテスト時にこの主鏡の焦点距離をざっと測ってみると、600~610mmほど。つまり主鏡単独のF値はf/3.0のようで、副鏡と合わせた合成焦点距離が1600mm、f/8.0となっている模様。