道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

初動筋の重要性

2023年02月25日 | 随想

インナーマッスルというものは、筋肉組織の初動を受け持ち、脳からの起動命令が最初に直接届くところで、体幹を安定させる極めて重要な役割をもっていると教えられていた。初動の安定確保があって、主動のアウターマッスルが駆動する仕組みらしい。

肋骨を痛めた際にインナーマッスルも多少傷んだようだ。痛みが胸郭内から腹部にかけての横隔膜その他のインナーマッスル群に鋭く響く。これが痛いと身体に力が全然入らない。インナーマッスルが、動作をする上でこれほど影響が大きい器官とは思わなかった。

老人は骨格筋を鍛えようと筋トレに熱中するよりも、インナーマッスルを健常に保つことの方が大切ではないか?と思い初めている。身体の骨格筋の駆動は、無数のインナーマッスルの連動で成り立っているようだ。インナーの劣化(即応性・柔軟性の喪失)がアウターに及び、サルコペニアからフレールという経過を辿るのではないかと推測している。

インナーマッスルの機能が弱っていては、いくらアウターマッスルの強化に励んでも、効果があがらないのではないかと思う。
齢に逆らって身体的に若々しく?いようとすると、食事と運動が課題になる。それは綿密に考慮されなければならない。

精神的に若々しく居ようとすれば、身体よりもっと課題は多くなるだろう。「精神のインナーマッスル」に該るものを衰えさせてはならない。それは何か?と考えてみた。

たぶん「数寄心」ということになるのではないだろうか?そうかと言って早合点し、茶道・歌道・俳諧道をイメージされては困る。私は「数寄心」=遊び心ではないかと考えている。
間違えて「好き心」に向かうと、精神のフレールを招くのは必定だから、男性は注意が肝要である。

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