道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

古川真人さんのひと言

2020年01月18日 | 随想
「背高泡立草」で第162回芥川賞を受賞した古川真人さんのことが、1月17日の中日新聞「この人」欄に載っていた。

ご両親が海辺の町の出身で、ご本人も幼い頃から海に親しんで育ったそうだ。

記者に訊かれ、

「港には人や物が往来し、それぞれが物語を内包している」

と、港に惹かれる理由を語っていた。

それぞれの人の無言の語りかけを聴きとる力に、小説家の感受性の鋭さを感じる。

「物語を内包した人や物の往来」ねー。おそれいった。

毎年の芥川賞・直木賞発表の都度受賞作を読むことはなかったが、近いうちにきっと、「背高泡立草」を読んでみることになるだろう。



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3 コメント

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Unknown (etegami0101)
2020-01-18 09:54:29
芥川賞受賞作[背高泡立草]と聞いて、私は思わず「オッ、こわ〜」と叫んでしまいました。
わたし的には花粉症の原因となる
厄介なものだから!どんな内容なのか、ちょっと気になります。
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Unknown (tekedon638)
2020-01-18 10:35:11
花粉症の方には、禁忌の植物ですね。次男がスギ花粉症で10年以上苦しんでいます。
今年は薄めた木酢液を試すつもりですが、
民間療法に頼らざるを得ないのが辛いところです。
それにしてもこの書名、よくしゅつはわしや、
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Unknown (tekedon638)
2020-01-18 10:40:43
失礼しました。
よく出版社がOKしたと思います。受賞作は改題できないのでしょう。
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