甲州から駿州・遠州・三州・尾州・濃州(山梨県・静岡県・愛知県・岐阜県)一帯で遣われる方言に、「ぬくとい」という言葉がある。「温かい」という意味である。
木洩れ陽の道を歩くのは一年ぶり。
家の近くでは近年姿を見せなくなったシジュウカラだが、城公園の周辺には、多種の野鳥が集まっているようだ。
一帯の中心に位置する当地では、今もよく遣われていて、「今日はぬくといねぇ」とか、「風邪をひかないよう、ぬくとくして居なさい」とか云う。
3月に入ったらそれまでと打って変わった温かさ。そのぬくとさに気を好くしたやつがれ、用もないのに浜松駅までの5kmを歩いた。前月までは、寒気に怖れをなして、一歩も外に出なかったのに・・・
かつて軌道のあった道に注ぐ陽射しも、今日は格段に暖かい。
木洩れ陽の道を歩くのは一年ぶり。
トンネルを抜けると、浜松城内作左山の麓あたり、現浜松市立中部学園(初等・中等部 )の裏門に出る。
桜並木で1羽のシジュウカラが、当方を警戒していた。決して目を合わせない。しかし、こちらを監視している。
家の近くでは近年姿を見せなくなったシジュウカラだが、城公園の周辺には、多種の野鳥が集まっているようだ。
城公園は当地の花見の名所。来月までに、コロナの勢いが鎮まることを祈る。
私は金沢生まれですが、奥能登育ちです。
ぬくといとは言いませんでしたがぬくいという言葉を普通に使っていました。意味も全く同じです。
「温とい」と語源は同じなのでしょうか?
もしそうなら、相当古い日本語でしょうね。
まったりとした、響きの好い言葉です。
有難うございました。
「ぬくとい」は、遠州弁だと思っていましたが、けっこう広い地域で使われているんですね。
子供の頃には使っていた覚えがありますが、今は使っていません。
地域が接していなくても、同じ方言が遣われている例を、コメントでいただきました。
私は古く遣われていた言語ほど、方言の形で残存し易いと思うのですが。調べてみたら面白そうですが、この移動制限下ではどうにもなりません。