先日書いたINAXライブミュージアムから、常滑駅へと歩いて戻った。途中やきものの散歩道の中央部のみをとおった。なお30年以上前に、後で述べる土管坂へ来た記憶はあった。
1.ライブミュージアムからやきものの散歩道へ
行きはタクシーで来たので、帰りは歩いて戻ることとした。
「やきものの散歩道」と案内に出ている場所へ10分くらいかな? あまり車の走らない道を歩くと、ところどころ陶磁器の彫刻が飾られていた。例えばこの家は人の彫像と十二支が飾られていた。その他にも点々。その通りは伊奈さんの標札が多い。企業創立者の一族だろう。
やがて窯の煙突が見えて、散歩道に近づいたことがわかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/1e/f751b16e7ccacb50f88a5f8534c45baf.jpg)
2.やきものの散歩道内
(1)散歩道全般
駅の案内所によらなかったので、散歩道全体の地図を入手できなかったのが失敗だった
。スマホの中の地図で動いたが、非常に細い曲がりくねった道で視野が石垣や土管の壁等に遮られたり樹々が茂っていたりして、どこに出ていくのかわからない。煤で古ぼけた煙突付きの工場、そして小さな陶磁器展示販売所が点在している。
この日は歩いている人は多かったが、壁の隙間や地面から草花が顔を覗かせていて、いい雰囲気だった。
行く手に現れる石垣や土管の壁。そして道端にのぞく草花
(2)登り窯とその界隈
ここにある登窯 (陶榮窯)は、1887年頃に築かれ1974年まで使用されていた。約20度の傾斜地に8つの焼成室を連ねた連房式登窯で、全長22m、最大幅9.6m、最大天井高3.1m、煙突が10本ある、現存する国内最大級のもので、国の重要有形民俗文化財に指定され、2007年(平成19年)には近代化産業遺産にも認定されている。
今回はこれを見るだけでここに来た値打ちがあった。常滑の最盛期には60基の登り窯があったそうだから、雀がそのころ煤で真っ黒だったという話もわかる。
登り窯の焚口(一番下)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/c0/6c890249047db407985153b4949ffe25.jpg)
窯の側面 上から見る。壁には火の様子を見る穴が開いている。
煙突(一番上) 10本の煙突
その周辺には展示工房館やオブジェがあり、また焼き物販売店もある程度集中していた。
オブジェはかなり大きな焼き物を飾っており、焼くのが大変だったのだろうなと思う。
展示工房館は、一階は窯で、その周辺に産業的用途の製品が展示されている。2階は観光客向けの小さな焼き物の製作や絵付けなどの実習工房、および茶器などの販売展示が行われていた。実習は短時間を想定した小さなものだった。販売展示はかつての常滑焼に関わらない広範囲の種類のもの(常滑焼きは赤い急須に代表される赤い土での焼き物だが、皆勝手に作っているよう)で、なかなか高価なものもあった。
・展示工房館入口 招き猫も有名 そして工房館から外を見る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/d1/052d996a4ada5470af9f397ffd6e3dc9.jpg)
(3)土管坂
切通で両側面の片方が土管、もう一方が焼酎瓶で覆われ、道も土管の断面を埋めて強化されている。
この場所は人が観光客が集中し、なかなかのラッシュだった。30年以上前にここに来た時は人はほとんどいなかったことを考えると、愛知県と常滑市の観光業推進はなかなかがんばっているなとおもった。
その時は鄙びたやや薄暗い感じだったが、太陽がさんさん輝く明るいきれいな道に変身していた。またその切通の上に休憩所が出来ていて、坂の底を覗き込むことができる。そしてここから中部国際空港から、航空機が離着陸するのが見える。
・切通の状況
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/3b/c6d029c9f4403d45654292db6d10f3ce.jpg)
・真上から覗き込む 焼酎瓶がじろじろ見ている
(4)その他
いろんな人の工房が夫々の場所で作品を販売している。いろいろと個性があって面白い。またろくろを観光客に使わせて形つくりの実体験をさせる店もあった。覗いているだけで楽しくなる。
・可愛い人形の焼き物展示
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/33/a5cb70ab2bc6d168e0986652e9bae9cf.jpg)
・恐竜まで作っている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/65/2046fc7a607a999c67cecd4242aa35ff.jpg)
ところで昼食は海の近くだったので寿司を考えていた。しかしミュージアムに長居しすぎたので、入ったお店のすし飯がなくなってしまっていた。
そこは普通の定食も出していた。以前友達からお寿司屋さんのエビフライはいいネタなのでとても美味しいと聞いていたので、注文したら正解だった。配偶者は親子丼を頼んだのだが、出汁が非常に美味しかったということだった。
お寿司ではないものもねらい目です。
1.ライブミュージアムからやきものの散歩道へ
行きはタクシーで来たので、帰りは歩いて戻ることとした。
「やきものの散歩道」と案内に出ている場所へ10分くらいかな? あまり車の走らない道を歩くと、ところどころ陶磁器の彫刻が飾られていた。例えばこの家は人の彫像と十二支が飾られていた。その他にも点々。その通りは伊奈さんの標札が多い。企業創立者の一族だろう。
< 私たちへの応援団 >
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d2/829270198aad7a760ef2e3f2cb7e1929.jpg)
焼き物で
なんだってできる
そんな夢
かなえてくれる
十二支たちが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d2/829270198aad7a760ef2e3f2cb7e1929.jpg)
焼き物で
なんだってできる
そんな夢
かなえてくれる
十二支たちが
やがて窯の煙突が見えて、散歩道に近づいたことがわかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/1e/f751b16e7ccacb50f88a5f8534c45baf.jpg)
2.やきものの散歩道内
(1)散歩道全般
駅の案内所によらなかったので、散歩道全体の地図を入手できなかったのが失敗だった
。スマホの中の地図で動いたが、非常に細い曲がりくねった道で視野が石垣や土管の壁等に遮られたり樹々が茂っていたりして、どこに出ていくのかわからない。煤で古ぼけた煙突付きの工場、そして小さな陶磁器展示販売所が点在している。
この日は歩いている人は多かったが、壁の隙間や地面から草花が顔を覗かせていて、いい雰囲気だった。
行く手に現れる石垣や土管の壁。そして道端にのぞく草花
< やきもの散歩道 >
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ae/7f32d29e679e58eabdf81eb9abbf76d4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/87/15ada9ac357d37dc0ca919c8733c7028.jpg)
時を経て
道育ちゆく
人が作り
自然が遊び
彩を生む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/8c/5395e52178441c3fe502baeef5ff5248.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ae/7f32d29e679e58eabdf81eb9abbf76d4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/4e/4a908468f27ac6770be89287d53eb8c8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/87/15ada9ac357d37dc0ca919c8733c7028.jpg)
時を経て
道育ちゆく
人が作り
自然が遊び
彩を生む
(2)登り窯とその界隈
ここにある登窯 (陶榮窯)は、1887年頃に築かれ1974年まで使用されていた。約20度の傾斜地に8つの焼成室を連ねた連房式登窯で、全長22m、最大幅9.6m、最大天井高3.1m、煙突が10本ある、現存する国内最大級のもので、国の重要有形民俗文化財に指定され、2007年(平成19年)には近代化産業遺産にも認定されている。
今回はこれを見るだけでここに来た値打ちがあった。常滑の最盛期には60基の登り窯があったそうだから、雀がそのころ煤で真っ黒だったという話もわかる。
登り窯の焚口(一番下)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/c0/6c890249047db407985153b4949ffe25.jpg)
窯の側面 上から見る。壁には火の様子を見る穴が開いている。
< 今は火は奔らず >
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f1/06749692efbfce5ea4dd01a54c8f71aa.jpg)
いつの日か
壁の向こうの
火を眺め
夜も眠らず
上り降りしは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f1/06749692efbfce5ea4dd01a54c8f71aa.jpg)
いつの日か
壁の向こうの
火を眺め
夜も眠らず
上り降りしは
煙突(一番上) 10本の煙突
< 木漏れ日が煙を呼んでいる >
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/3f/1f5bb40ae04b15bb9930be848d612c88.jpg)
木漏れ陽が
煙を出せと
火を放つ
焼けた急須で
新茶飲みたい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/3f/1f5bb40ae04b15bb9930be848d612c88.jpg)
木漏れ陽が
煙を出せと
火を放つ
焼けた急須で
新茶飲みたい
その周辺には展示工房館やオブジェがあり、また焼き物販売店もある程度集中していた。
オブジェはかなり大きな焼き物を飾っており、焼くのが大変だったのだろうなと思う。
展示工房館は、一階は窯で、その周辺に産業的用途の製品が展示されている。2階は観光客向けの小さな焼き物の製作や絵付けなどの実習工房、および茶器などの販売展示が行われていた。実習は短時間を想定した小さなものだった。販売展示はかつての常滑焼に関わらない広範囲の種類のもの(常滑焼きは赤い急須に代表される赤い土での焼き物だが、皆勝手に作っているよう)で、なかなか高価なものもあった。
・展示工房館入口 招き猫も有名 そして工房館から外を見る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/68/4c57e707e12053791d36b71b25e61006.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/d1/052d996a4ada5470af9f397ffd6e3dc9.jpg)
(3)土管坂
切通で両側面の片方が土管、もう一方が焼酎瓶で覆われ、道も土管の断面を埋めて強化されている。
この場所は人が観光客が集中し、なかなかのラッシュだった。30年以上前にここに来た時は人はほとんどいなかったことを考えると、愛知県と常滑市の観光業推進はなかなかがんばっているなとおもった。
その時は鄙びたやや薄暗い感じだったが、太陽がさんさん輝く明るいきれいな道に変身していた。またその切通の上に休憩所が出来ていて、坂の底を覗き込むことができる。そしてここから中部国際空港から、航空機が離着陸するのが見える。
・切通の状況
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/3b/c6d029c9f4403d45654292db6d10f3ce.jpg)
・真上から覗き込む 焼酎瓶がじろじろ見ている
< 検問所 >
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/19/e4a5959c8f2320183294835dec787183.jpg)
注意せよ
センサーがならび
振る舞いを
こと細やかに
チェックしている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/19/e4a5959c8f2320183294835dec787183.jpg)
注意せよ
センサーがならび
振る舞いを
こと細やかに
チェックしている
(4)その他
いろんな人の工房が夫々の場所で作品を販売している。いろいろと個性があって面白い。またろくろを観光客に使わせて形つくりの実体験をさせる店もあった。覗いているだけで楽しくなる。
・可愛い人形の焼き物展示
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/33/a5cb70ab2bc6d168e0986652e9bae9cf.jpg)
・恐竜まで作っている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/65/2046fc7a607a999c67cecd4242aa35ff.jpg)
ところで昼食は海の近くだったので寿司を考えていた。しかしミュージアムに長居しすぎたので、入ったお店のすし飯がなくなってしまっていた。
そこは普通の定食も出していた。以前友達からお寿司屋さんのエビフライはいいネタなのでとても美味しいと聞いていたので、注文したら正解だった。配偶者は親子丼を頼んだのだが、出汁が非常に美味しかったということだった。
お寿司ではないものもねらい目です。
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