
この喧嘩の発端は上念氏の挑発であるようだが、特段この対立に保守としての利益を感じないので、此処ではこの二者を少し俯瞰視点から見て単純な違いのみにフォーカスして考えて見ることにした。
中国の呼称についてだが、桜井氏は支那を使い上念氏はチャイナを用いている。
本来『支那人』という言葉は 、中国(支那)本土を中心として居住する漢民族を指している。
日本語における支那は"地理的概念"であり、起源も平安時代に漢訳仏典を通じて中国からもたらされたている。
つまり、支那人とは支那の地域に定住する人間と言った程度の形而上的概念であり、日本では明治期以降、清朝の崩壊が明らかになった19世紀末ころからこの地域全体を総称する概念、あるいは民族概念として学術的に使用されるようになっている。
ところが、中国では自らを支那人と呼称しようとした例は清朝末期から中華民国成立当初までの動乱の一時期だけで定着しなかったこともあり、一般的ではない。
蒋介石の認識によれば「支那」「支那人」は日本人が中国人を侮蔑するために使用した悪語・悪字であるとされ、現代の中国人一般にもそのように理解されており、中国は、中華民国成立以降、日本政府に対して公式に「支那」の用語を使用しないよう再三申入れしているのが現状である。
先日ユーチューブ竹田恒泰チャンネルが中国批判で生放送バンされたようだが、今や呼称だけでなく、言葉狩り、ポリコレの影響、自主規制がネットにまで反映されているのだ。
この支那からの影響で保守層が分断することも反日工作が効果を示している一つの現れであろう。
沖縄でも我那覇氏と依田、ボギー手登根氏等が決裂しているが、保守派の現状は余りにも惨憺たる有り様である。