サマードレスの思い出

普段海辺でしか着ないサマードレスを着たのに、

お天気は下り坂。

涼しい秋風も吹いて来ました。

ドレスは肩が丸出し、

つまりノースリーブってわけですから、

涼しい風が吹いて来たら絹のショールでも羽織りたいところです。


しかし、山の暮らしではサマードレスは似合いませんね。

第一丈が長いから畑に行く時に裾を踏んづけて歩きにくいこと。

やっぱりこんなドレスは

海辺のレストランで黄昏時に組んだ足をさらに伸ばして

タバコなどふかしながらビールを飲んでいるのが似合うのでしょうか。


いえいえ、

山の暮らしでも


掃除は姉やに任せ、

畑仕事は作男なんてね。

そんなブルジョア生活ならばいいかもしれません。


が、そんなの多分できないでしょう。


根っから貧乏症なのかもしれません。


このドレスを買った時は

海辺のキャンプをよくしていましたの。

毎年、佐渡島の入崎キャンプ場で何泊もキャンプしました。

懐かしい思い出です。


夕方になると仲間と連れ立って

岩場の先の先まで出て行って大海原に沈む夕日を飽かず眺めました。


日本海に沈む夏の夕日です。


時には雲が

天国への階段を作って見せてくれることもありました。

ピンク色のふわっとした階段です。


みな楽しい思い出です。


その頃一緒に遊んだ子供達も今はもう社会人。


しっかり給料をもらって親孝行しています。


可愛かった子供達です。

久しぶりに夕焼け色のサマードレスを着て


昔のことを思い出す一日となりました。

また今夜雨が降りそうです。

涼しくていいけれど朝の草がまた濡れる。。。。。。。