今日は七五三です。
六十四年前のその日の朝を覚えています。
お天気は上々、この日の為に伸ばしたお髪を
お向かいの美容室で日本髪に結ってもらいました。
商店街生まれでしたから真向かいは小さな食堂で両隣は美容室と布団屋です。
時は昭和三十五年。
田舎の小さな町ですが賑やかでした。
美容室の椅子に座って鏡を見つめていたシーンが今でも記憶に残っています。
神社へ行って母の実家にもいきました。
千歳飴の袋を下げて記念写真も撮りました。
二歳ちがいの妹と二人並んで写っている写真は今どこで眠っているでしょうか。
思い出話をしたいけど妹は還暦を待たずに先に逝ってしまいました。
母もなくしてもう思い出を語る相手はおりません。
少し寒しい気持ちで涙が滲んできます。
当時は六十余年後に自分がどうなっているかなんて考えた事もありませんでしたね。
当然です。
今朝は久しぶりの雨。
思い出話に合わせる様な涙雨でしょうか。
そうそう、これは全く関係ない話なんですけどね。
子供の頃近在の子供を集めて成績を競う統一テストってのがあったんです。
成績優秀だとテストのたびに舐めが発表されるのですが、
何時も名前の出る人で
七五三、という苗字の人が居たんです。
七五三太郎とか、そういった風です。
読み方は、シメさんです。
毎回名前が挙がっていて頭のいい人なんだろうと思ってました。
忘れられない名前です。
シメ〇〇君。
同年代ですから今でも達者でおられる事でしょう。
あんなに成績優秀でしたからきっと出世しているでしょうね。
もう一つの七五三の思い出です🌟
今日七五三を迎える方たちをお祝い申し上げます。
これからもすくすくと育って楽しい人生をお迎えくださいます様
山の中で祈っております。😘