こんにちは😃
連日暖かい日が続いていますよ。
この部屋にいたら暑いくらいなんです。
沖縄っていつもこんな感じの気候なのかなって思っちゃった。
私にとっての南国、すぐ行ける南国は沖縄です。
そうだこれからこの部屋は沖縄ルームと呼びましょう。
やりたい事がいっぱいあるのに沖縄ルームから出られません。
北海道ルームでやりかけの仕事が待っています。
ストーブが欠かせないその部屋へ行くのはお日様がいなくなってからでいいでしょう。
こんなに気持ちの良い日差しを享受せずにいられましょうか。
ねえ、そうでしょう。
沖縄ルームでは絞ったみかんジュースが美味しいのです。
みかんジュースに加えている酵母の話ですが、
あれってね、どこかのリンゴ農家の人が発見したものにあとで
枯草菌、こそうきんって読むらしいが、
それを加えてリンゴジュースで培養したものらしいです。
枯草菌というのは自然界に存在している真菌類の呼び名でして
納豆菌などもその一つらしい。
培養を始めてから十年経つって聞いたけど、
私の酵母なんてもう十二年が過ぎました。
枯草菌が入っていること間違いなしです。
リンゴ酵母の話の中で、
耐えることなく生き続ける枯草菌を不老不死という言葉で表していましたが
だとすれば私の作った巫女淵酵母だって同じですよね。
十二年使っていますがこの酵母は死ぬ気がしません。
この酵母を発酵させたパンを食べていればなかなか死ねない体になるような気がしています。
ちなみに家人はガン患者ですが今現在死とはかなり離れた地点で基本元気です。
酵母を培養するという体験はミクロの世界の不思議に興味を持つ強いきっかけとなります。
酸っぱくなるのでリンゴ酵母は柑橘類には向かない、と注意書きがありました。
が、みかんジュースは甘すぎるくらいなのでかえって酸味が良い味を出すのです。
総じて最近のフルーツは甘さばかりが勝って酸味のないものが多くなってますね。
ただ甘いだけの飲み物は口にベタついて爽やか感に欠けまよね。
酸味があってこそ甘味が際立って体にも良いって、
ちょっとした人生論みたいです。
苦味も酸味も味わってこその甘味が素晴らしい
年末なのにのんびりしてるVIVAこの私。
よーく考えてみたら、我が家の北海道はキッチンでした。
薄い板戸一枚向こうは凍てつく寒さ、当然ここが北海道。
北海道の方悪しからず、寒さについて述べているだけだから。。。。
明日のパンの支度もせねばなりますまい。
自慢じゃないけど私のパン、多分かなり美味しいです。
わかっている人はよだれが出るでしょう。
だってスペルト小麦粉百%のパンはまずパン屋で作らないと思いますし、
この条件でその上不老不死の枯草菌が入って山奥の山葡萄から作って
小麦と水だけで十二年も生きつないで
いまだに元気な酵母を使ったパンって世の中にそうはないはず。
でもね、一人だけ、私の親友がやはり私と同じ条件でおいしいパンを焼いてます。
彼女の酵母はこの酵母が生まれてすぐに分けてあげたものだから
生きてる年数は同じです。
偶然というか私たち二人が生きている年も同じ。
でも、酵母が育った環境は大きく違います。
その違いがパンの味に出るのです。
面白いでしょ。
酵母の世界は見えない世界を想像する楽しさを教えてくれます。
さ、あまりのんびりしていると今年があっという間に去ってしまうわ。
それはそうでもいいのだけれど、
美味しいパンを食べたければ十分な発酵時間が必要です。
何事にも準備が大事ってことでしょうか。