栃の実
昨日、Gちゃんも誘って近所の村まで出かけたんです。
途中で大きな栃の木に実がいっぱい付いているのを見付けました。
栃の実は縄文時代から人々の貴重な食糧だったんです。
ただ実を食べられる様にするには簡単では有りません。
灰汁抜きが必要ですがそのためにはずいぶん手間がかかる様です。
以前は近在の村の駅の売店で栃の実大福を売っていました。
それが美味しくて、わざわざ買いに行ったこともあるくらいでしたが、
ある年を境に販売が止まってしまいました。
作り手が居なくなったからです。
それでも栃餅は売っていたので時々買って食べましたが
遂にはそれも無くなりました。
茶色の殻の中に入っている実が食べられる様になるのは秋だそうです。
栃の木自体も植林や山仕事の都合で切り倒されてしまったりして
栃餅や栃の実大福がますます遠くなるばかりです。
寂しいな😢
現代の村人はもう手間暇かけて栃の実のアクを抜き
粉にする地味な作業をしたく有りません。
時々、山の中の小さなお店でたかきびを粉にしたのやら
栃の実の粉にしたのを売っている時があります。
でもわたしも滅多にそこまでいくことはありませんから
栃餅はもう思い出の一品となってしまいました。
残念です。