大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

イギリス、2015年の最低賃金引き上げ額

2015年04月06日 | 日記

 イギリスは毎年10月に最低賃金の引き上げを行っているが、さきごろ2015年10月の引き上げ額が決まった。

 21歳以上は6.5ポンドから6.7ポンド(約1200円:1ポンド=180円で計算)など。詳しくはこちら

 円安の進んだ今の為替レートを使うと先進主要国の最低賃金は、オーストラリアが約1500円(1オーストラリアドル=90円で計算)、フランスが1250円(1ユーロ=130円で計算)、ドイツが約1100円、カナダが約1000円(1カナダドル=95円で計算)、アメリカが870円(全国:1ドル=120円で計算)から1130円(ワシントン州)。日本の最低賃金(678円~888円)との差が開いている。格差が2倍をこえると経済的に同じレベルの国とみなすのは難しくなるように思うが、徐々にその水準に近付いているのが気がかりだ。