米労働統計局は、毎年1月に米雇用統計データの修正をおこなっている。
今年も多くのデータで5年分の修正があったが、一部データは1955年までさかのぼって修正がおこなわれていた。
期末試験の採点がようやく終わったので、遅まきながらホームページのデータをすべて新しいものに修正した。
小さい数値の修正であればグラフに変化はほとんど出ないので、いちいちグラフを修正しなくてもいいのだが、たまに大きな修正もあるので念のためすべて修正している。
ところで昨日、今年1月分の米雇用統計が発表された。
雇用者は順調に増えているが、平均時給の伸び率は先月より少し下がったという結果だった。
トランプノミクスでこれからはどうなるかわからないが、これまでは、失業率は順調に下がるのに平均時給がなかなか上がらないということがアメリカでは大きな問題になってきた。
先日、このアメリカで平均時給の伸び率が停滞している理由について分析した論文を書き終えた。
ウェッブ公開されたらここで紹介したい(3月中旬予定)。