大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

UAW会長、休職へ: 汚職捜査進む

2019年11月06日 | 経済

 2019年11月2日(土)、UAW(全米自動車労組)ゲーリー・ジョーンズ会長の休職を認め、ローリー・ギャンブル副会長を会長代理とすることを決定した。

 現在、UAWの現旧役員について組合資金の使い込みなどの捜査がおこなわれており、これまでに12人が起訴され10人が罪を認めている。

 2019年11月1日(金)にも、ゲーリー会長を補佐していたエドワード・ロビンソン氏が、ゲーリー氏の後をついで南西地域(リージョン5)の責任者になったバンス・ピアーソン氏ら6人と共謀して組合資金の使い込みをしたとして再起訴されるということがおこっている

 ゲーリー会長はいまのところ起訴されていないが、デトロイトニュースは、これまでの裁判で重要な共犯者人物A」として頻繁に出てくる人物がゲーリー会長と報道。その去就が注目されていた。 

 

2019年11月20日追記

 ジョンーズ氏はUAW会長を辞職した。

2019年12月9日追記

 2019年12月5日(木)、UAWはローリー・ギャンブル会長代行を会長に選出した。任期は2022年まで。



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