大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

米マクドナルドが大幅賃上げ

2015年04月02日 | 日記

 昨日、米マクドナルドは直営店ではたらく約9万人の賃金をこの6月から、地域の最低賃金より最低でも1ドル以上になるよう賃上げすると発表した。この結果、マクドナルドの平均賃金は9.9ドル(約1,200円:1ドル=120円で計算)になる見通し。また1年以上勤続する労働者は、パート、フルタイムの違いにかかわらず有給休暇を取得できるようになる。なお米マクドナルドの約9割を占めるフランチャイズの労働者には、以上は適用されない。

 米マクドナルドは販売低迷が大きな問題になっているが、その中での賃上げの発表である。米小売業の賃上げトレンドの強さがうかがえる。