子供の頃よく聞いた言葉に、「氏より育ち」 と言うのが有る。 なぜよく聞いたかは定かでない。 しかしながらこの処実感している。 と言っても、人間の事では無い。 南国生まれのパイナップルと、蘭のシンビジュームの事である。 パイナップルの栽培に、挑戦を始めたのはこの夏の事だった。 葉付のパイナップルを買ったのが、その始まりである。 どこかのブログで、この葉を育てたら、 「三年目にパイナップルが出来た」 という記事を読んだからであった。 即実行したら、三本のうち一本だけ根付いた。 新鮮な物だけがやはり根付いた様だ。 それが今日では・・・・・・
こんなに元気に育っている。 部屋の中の日当たりのよい、一等席で大きな顔をしている。 それに比べて、蘭のシンビジュームは、この家に引っ越してきた時、庭に放置されていた。 可哀そうなので、鉢に入れて水をやり育てた結果、花を咲かせた。 ここ数年は私が手掛ける事も無く放置していた。 冬の間も外暮らし。 奥様は、それを鉢から出して南の庭に放置したようだ。 先日それを目にして、・・・・・・。 放置された間に寒さにも耐えてわき目が増えて・・・・。 二芽づつに分割する事 九鉢となった。 元々南方の木の上で暮らしていたこの欄は、気候に対する対応性が有るらしい。 寒さや、干ばつなんのその。 十八の新芽を付けて生きていたのだ。 元々が、ジャングルの木の枝に取りついて、生きてきた蘭である。 直射日光では無くて、間接的に日の入る窓辺に置き、霧吹きで水やりを始めて二週間、急に元気になり始めた。 それがこちらだ・・・・
シンビジュームの中に、カトレアも一株ある。 これも奥様が、友人からいただいたらしいが、育児放棄されて玄関の土間で固まっていたものだ。 二階の私の部屋に来てからは、生き生きしてきた気がする。 しかし、勝負はこれから。 過保護にすると 「蘭」は花を付けない。 かといって、放置しすぎると痩せ細る。 気難しい植物なのである。 どこかしら奥様に似たところが有るのである。 一段と寒さが増した中、いつの時点で栄養補給をすべきか現在検討中だ。 子育てより気を使うのだ、・・・・しゃべってくれないから。