藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

初めての経験は、・・・

2023-09-04 11:08:03 | 日記・エッセイ・コラム

 八時十五分、身支度をして、車に飛び乗り、自宅を出発。 点滴を、八時半の一番にやってもらう為だ。 自宅から100m走った処の、谷筋になった空間に、驚きの光景が待って居た。 数百匹のアキアカネが、谷筋を通って噴き上げてくる風に乗って、舞って居たのだ。 此れだけの数の集団は、初めて見た。 一体何処から集まって来たのやら・・・・。 強く成り始めた朝の太陽の光を、羽一杯に受けて輝きながら飛んでいた。 横目で見ながら、病院に行ったが、帰りに予定していた買い物を辞めて、アキアカネをもう一度見ようと帰って来たが、十時には一匹もその姿が無かった。 気温と風向きが齎した、奇跡だったのだろう。 此の所、こんな人生で初めての、経験をすることが多く成って来た。 まさか七十八歳にもなって、新しい発見をすること等、滅多には有るまい。 何だか先が短い気がして来た。 血液検査では、カリュウムの数値が下がり、血圧が高くなってきたが、今度は高すぎだそうだ。 朝晩二回、自宅でも測っているが、確かに高い。 145位を上下している。 少し下げるための方策をしなくては、・・・ と言う事らしいが、又薬が増えそうだ。 塩分控えめ、肉類禁止。 実行しているが、あまり効目が無い様だ。 予報では、広島の気温が「37℃」だそうである。 何処か避難したい気分だ。 自宅の冷房は、狭い空間で押し込められた気分になる。 久しぶりに映画でもと思い、ネットで調べたら、若者受けするような物ばかりである。 窓から見える空は雲一つ無く、青空が広がっている。 隣の家の屋根は、既に焼けて、高温になっているようである。 屋根の周りだけが、景色が揺らいで見えている。 こんな景色も初めての経験である。

コメント (2)
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