藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

アキアカネ

2023-09-05 16:37:16 | 日記・エッセイ・コラム

   我が家は、福王寺山の南面に作られた団地にある。 その足元に、大毛寺川と言う川が流れている。 その川は、嘗ては暴れ川で、改修工事がされた後も、二度氾濫した。 元来この川は、西から東に向かって流れていたが、福王寺山の一部が崩落して、川を堰き止め、南に向かって流れを変え、一級河川「太田川」に合流した。 この川は、「広島」の町に到達し、七つの流れに分かれる。 つまり、「広島」の町を作り上げた流れの一部なのだ。 此の大毛寺川で、六月頃から「アキアカネ」は羽化し始め、七月になると低地の熱さを避けて、中国山地に避暑に行ってしまう。 お盆過ぎ頃から、生まれ故郷に帰郷し始めて、涼しい風に乗って群れて飛んでいる。 群れて飛ぶことには驚かないが、精々数十匹程度の集団だ。 生まれ故郷を離れている間に、体の色は少し赤身が増えて、「赤とんぼ」らしくなる。 「夕焼け小焼けの赤とんぼ」は、おそらく「アキアカネ」を歌ったものだろうと推測している。 何時もの年ならば、大毛寺川の上で群れて飛んでいるか、小学校のグランドの上、あるいわ残り少ない田んぼの上を飛んでいる。 確かに今年は、六月頃に大毛寺川の上を、例年より多く飛んでいる気がしたのは確かだった。 それにしても、昨日の朝の集団は、何だったのだろうか。 明日の朝、今一度確かめに出かけてみる予定だ。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする