モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

スープカレー1品の店 銀座きひろ

2007-02-06 19:12:02 | グルメ
有楽町からJR高架沿いに新橋方面への道筋をコリドール街というが、
この10年で、ファッショナブルに生まれ変わり、おしゃれな店が多くなった。
不二家本社屋もこの道筋にあり、行列が出来る店で有名な美登利寿司もこの一角にある。

この道を、新橋方面に歩き高速道路入り口にぶつかるひとつ手前の道を左に曲がったビルの地下にお勧めの店がある。

メニューは3品。カレー、野菜、ビール。
ビールには夕方頃からと記載されており、売り物はカレーだけとなる。
カレーの説明の前に、もう1品のメニュー野菜について説明すると、
酢漬けキャベツである。
昆布ダシがきいたちょっと甘めの酢漬けキャベツはカレーに絶妙にマッチする。

カレーはといえば、
写真のように、右にカレー、左にご飯が盛られ、
スプーンでご飯をカレーのプールで泳がせ
ぱらぱらになった米粒を集めて口に入れる。

これでカレーが減っていくのかなと思うほどたっぷりのカレーも
あっという間になくなってしまう。
固めの米粒とスープのようなゆるゆるカレーの異質な組み合わせが
ご飯半分までは、口の中でなく、胃の中でマッチングする。

やっと、口の中で味わえる頃には、スプーン1~2杯くらいしかご飯が残っていない。

ハーブも隠し味で入っているのではないかという気がするが、数々の香辛料が
統合された辛さだけではない不可思議な味を作っている。

店の生い立ちを聞いてはいないが、店主の物腰雰囲気からすると、
去年までは、知的な職場で活躍し、趣味としてのカレーで勝負をしてみたいという
そんな雰囲気がある。
確かに、プロには無い新鮮な味覚とギスギスシナイ時間が堪能できる。
コンセプトがしっかりした長続きして欲しい店とカレー一品だ。


2007年2月28日で今の店をクローズします。
5月頃といっていましたが、丸の内帝劇ビルB1に新店舗オープンのようです。

今の店は、味がある店でしたが今度はどうなるのでしょうか?



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