モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

銀座「吉宗」のチャンポン: 隠し味は、とんこつか?ココナッツミルクか?(チャンポン3)

2007-02-23 11:16:33 | グルメ
何故かしらチャンポンにはまってしまった。

野菜たっぷり、魚介類たっぷりというところが健康イメージをかきたてるからであろうか?
一日何十品目を食べましょうという健全な食生活のすすめが、
チャンポン一杯で満たされるためであろうか良く定かではないが、おいしさだけでなく、
頭で食べているところを満たす要素がある。

チャンポンの店は、大体汚いという定評があるが、
銀座中央通り長崎センタービルB1にある長崎料理銀座店「吉宗(よっそう)」は、
茶碗蒸し、皿うどん、チャンポンなどが食べれる有名な店であり、独特な店内レイアウトとなっている。

「吉宗(よっそう)」は、長崎に本店があり、ここで卓袱料理(しっぽく)を食べたことがある。
卓袱料理を初めて食したときは、日本ではないという印象が強かった。
やはり出島があった長崎であった。

中華の要素、オランダの要素、そして長崎の要素が混在とし、
良いものだけが研ぎ澄まされて残ったのであろう。

一方で、卓袱料理は、お正月のおせち料理に本質が近く、
食するときは、客人のおもてなしと、家人の手を煩わせないという調和が取れた合理的な要素があり、
歴史で磨かれてきた生活のすばらしさを感じることが出来る。
土佐の大皿料理、京都のおばんざいなど女性をいたわるやさしさが感じられる。

「吉宗(よっそう)」は、こんないたわりやさしさを感じることが出来る稀有な店であり、
お昼は行列が出来る店でもあるが、昼休みが無いため3時に行っても食べることが出来るいまどき珍しい貴重な存在だ。
この制度をぜひとも維持していただきたい。

肝心のチャンポンは、水曜日と金曜日しか食することが出来ないので要注意である。
その他の日は、限定30食みたいでありすぐ売切れてしまう。
お酢をたっぷりかけ皿うどんを食するのもおすすめであるが、やはりチャンポンです。



「吉宗(よっそう)」のチャンポンは、どちらかというと和風とは言いがたい。
後味にとんこつかミルクの風味が残る。
海鮮・野菜のさっぱり系ではなく濃くがあり、この後味を求めて水曜日と金曜日を待ち望んでいる。
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