ネズミフグらしき、大きなハリセンボンが砂に埋まっていた。
大きい・・・
トゲトゲで、とても危ない・・
とりあえず、掘り出してみた。体内に砂が入っているようでとても重いが、臭いはひどくない・・
死後そんなに日にちが経っていない感じか・・?
頑強な顎・・
砂を洗い流して、持ち帰ってしまった(笑)
内部の除去後・・
フグ提灯のように背中を開口しようとしたものの、キッチンバサミは刺さらず、腹部をジョキジョキと切開して、内部を取り出した。衝撃的な臭だった・・(泣)
フグ提灯のように内部を風船やビニールで膨らませようとしたところ、棘の内側の膜の劣化から、棘でパンパン割れてしまうので、フグ提灯は諦めて、腹内部の圧力は高めずに、腹部の開口も閉じず、内部も良く見えるような形で1次乾燥で成形。
顔が少し凸凹になってしまった・・(泣)
背面・・棘は鋭利で長く、外皮を籠状に編み掛けているようで実に不思議だ。
最も新しい硬骨魚類と言われるフグ類ならではの特徴か? ハコフグの鱗といい、どのように成長していくのか?
一般的な硬骨魚類は尾びれの基部から新しい鱗が生えるらしく、ハコフグでは肛門周りに小さな鱗が密集しているように感じるけど・・このトゲトゲはちょっと想像できない。
頭骨の徐肉は、消臭効果も期待してクエン酸に浸けてぼろ切れで拭き取ってみた。
簡単にはできたけど、溶解の兼ね合いから、一部接着しなおしなどリスキーな作業ではあった。
上顎・・・嚙み砕く系の顎と歯か?
下顎・・・靱帯は残してみた。乾燥によって開口の可動域は激減したけど、動くのは嬉しい。
それにしても立派な顎だ。何でもバリバリとかみ砕いて食して、強靭な棘や骨に作り変えてきたように感じる。
以上・・楽しい体験でした。(笑)「本日もご覧いただき、ありがとうございました。」