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群馬県立自然史博物館:スピノサウルス展



 「砂漠の奇跡」の展示物が中心とはいえ、群馬県立が所蔵する他の標本なども見られて楽しめるイベントでした。(「北関東初上陸」って。幕張では展示されました、というのと同義なのでいわない方がよい。)
 「スコミムス」だった頭骨が「スピノサウルス類」になりました。



 長谷川先生の記念講演会で使われたDal Sassoのスピノサウルス上顎部分。歯は復元してある。



 あれ?テリジノサウルス類の末節骨(アルゼンチン)とあるが、これはメガラプトルの末節骨のレプリカです。私はついこないだミネラルフェアでパレオサイエンスから買って、特徴を確認したばかりです。そこで高桑先生に訊いたところ、展示業者が提供する一揃いのセットに含まれているとのこと。問題があるが、展示の都合と研究者の意見は一致しないこともあるということでした。大変ですね。



 このドロマエオサウルス類の頭骨は、産地が「東アジア」とある。



 モノロフォサウルスの標本は1体しか報告されていないはずですが、これは形が違うようにみえる。眼窩の上の辺りが変形しているが、後眼窩骨などが外れているだけで、これが実物の形で1993年の論文の図は復元した形なのか。あるいは未発表の第2標本が存在するということなのか、どうなのでしょう。



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