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肉食の系譜
オービィ横浜でユタラプトル
「オービィ横浜」という所に初めて行ってきましたが、動物好きの子供たちには楽しいところですね。恐竜くん企画の恐竜ハンターは館内のイベントスペースに。せっかくだから動物と触れ合えるコーナーも、と欲張るには日が悪すぎて、5月5日ではさすがに無理だった。カピバラやインコなどと触れ合えるアニマルガーデンは2時間待ち、キャットパラダイスは2時間半待ち、早々に諦めて恐竜だけに専念することにした。
おそらく子供たちには最後の化石発掘体験やティラノサウルスの操縦も欠かせないので、展示に使えるスペースは本当に限られているようです。その中で、恐竜ハンターという切り口で、コープとマーシュ、オズボーン、スタンバーグ一家、アンドリュースといった歴史的な人間模様を描き、見学者を引き込んでいく構成ですね。私は研究史の中の人間ドラマにはあまり関心がない方ですが、一般には効果的なのでしょう。
その流れで北米とモンゴルの有名な恐竜を紹介し、最新の恐竜研究の成果につなげていく。スピクリペウスと最新ユタラプトルを中心に、体色の研究と絡めてプシッタコサウルスとミクロラプトルを配置。ヴェロキラプトルやティラノ頭骨も欠かさないという、コンパクトでよく考えられた構成でした。
今回はガラス越しにコンゴウインコと目が合っただけだったが、空いている日にカピバラさんに餌あげるのも良いかも。

こういうものをドーンと見せることが大事ですね。スペースが少ない時にはウォールマウントが便利そう。

2006年のゴルゴは久しぶりか。

スピクリペウス

異様にがっしりしたユタラプトル。すでに話題になっているように尾椎が気になる。

復元した部分が多いようだが、ドロマエオ的なつくりではある。この歯骨の前端の歯が前傾しているのは何だろう?根拠があるということか。

ヴェロキラプトルでは尾椎のうち近位の10個くらいは分かれているが、11か12番以後はがんじがらめになっている。ユタラプトルで同じ位置を見ると、ずっと後方まで分かれたままになっている。実際にこの通りとすれば典型的なドロマエオ科の形態とは異なることになる。(前関節突起はやや伸びているようだが)
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