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サウロファガナクス



大型のアロサウルスですよね、といわれればその通り。頭骨は後眼窩骨しか見つかっていないので仕方がない。
 アロサウルスとの違いは、椎骨にparasagittal lamina という稜がある、血道弓が肉切り包丁などである。中央の尾椎の血道弓が、アロサウルスでは後方に曲がった形をしているが、サウロファガナクスでは前方にも突起があって肉切り包丁meat chopperの形をしている。これはタルボサウルスなどのティラノサウルス類にも見られる。またアロサウルスやアクロカントサウルスなどと異なり、サウロファガナクスの大腿骨はよりカーブしている。残念ながらこれらの特徴はいずれも外観に現れるようなものではないので、がっしりしたアロサウルスのような動物に描くしかない。後期ジュラ紀の北米で最強の肉食恐竜として、最近また時々取り上げられているようだ。
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