都心ではすでに桜が散り終わろうとする昨日、東京は西の郊外、羽村(はむら)にて行われた「みこしの川入り」を観てきました。羽村市は東京駅から中央線を西へ進み、立川で青梅線に乗り換え8駅目(東京から直通もあります)。玉川上水の取水口「羽村の堰」がある町で、「はむらさくらまつり」はその「羽村の堰」がある多摩川沿いの土手で行われています。「みこしの川入り」はその付近にある八雲神社の春祭の一環として江戸時代から行われているようです。快晴で暖かな日差しの中、お昼前に羽村駅西口を下車し西へ進むこと10分、多摩川が作り出した巨大な河岸段丘による坂を下りると「はむらさくらまつり」の会場です。桜はここでも散り始めていましたが、まだまだ観られます。土手を降り河原に出るともうすでにかなりの観客が集まっていました。しばらく待つと、まず、子供のみこしがやってきて川に入りました。5,6年生ぐらいの男の子が十数人、浅瀬をそろりそろり、転ばないようにゆっくりと渡り終えました。さらに20分後、今度はメインの大人のみこしが登場です。こちらは20代から30代の男性が十数人、最初は浅瀬を進みながら徐々に川の中央へ、暖かいとは言えまだ冷たい水の中をさらに深みへ進み、ついに胸まで浸かったところでかけ声とともにみこしを揺らします。さらに川の中を練り歩き10分後、大歓声とともに水から上がりました。みこしはその後、土手の上に来て待機していた「山車」と合流し、祭は終わりました。ローカルな小規模の祭でしたが、その分近距離で観られて大変面白かったです。来年もまたこよっと。
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おみこし担いでこっち見てる人、「冷てぇーっ!」って叫んでるとしか思えない。
川から上がった後は、焚き火に豚汁やねぇ