ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

餃子問題に揺れる横浜中華街へ春節を見に行く。

2008-02-18 17:47:47 | 横浜
今、日本は餃子問題で揺れている。

中国で加工された冷凍食品の餃子に殺虫剤が入っていたものがあり、全国で数千人規模の中毒患者が発生した。
症状はほとんどが軽かったものの、中には重傷の人もいたようだ。
そのため、スーパーなど各販売店では中国産冷凍食品の撤去を始めるところが相次ぎ、手作り材料であるニラなどの売れ行きがアップしているらしい。

この問題はなぜか横浜中華街にも影響を及ぼし、来店客が軒並み減少しているらしい。
今はちょうど中国の正月にあたる春節の時期で、私は数年前から必ず行くことにしているのだが、
本当に来店客は減少しているのだろうか?
この目で確かめてこようと思った。

昼過ぎに地下鉄みなとみらい線で元町中華街駅に到着。
せっかく来たのだからと、まず、元町を散策してみる。
元町は吉祥寺より街の規模は小さいが、歴史のある老舗が軒を連ね大人の雰囲気である。
中華街の春節に合わせたのかどうかはわからないが、セールを行っている店が多く、メンズショップなどを覗いてみる。
どこも50,60%オフの売価を掲げているのだが、元値が高いため私にはそれでも手が届かない。
結局、何も買わずに中華街へ。

朱雀門をくぐり中華街に入った途端そこは人の洪水で、どうやら餃子問題が一息ついたらしいことが実感できた。
関帝廟通りに入ると、もうそこは年末のアメ横状態で普通に歩くことさえ難しいほどの人混みだ。
しばらく進み山下町公園まで来ると、普段は閑散としている公園にものすごい人だかりができていた。
おお、なんだなんだと人混みをかきわけ中にはいると、そこではチャイナドレス姿のおねえちゃんが踊りを踊っていた。
が、すぐそれは終わってしまいがっかりしていると、次は獅子舞があるという。
昨年までは獅子が街中を練り歩いているところしか見たことがなかったのだが、
ここでは文字通り獅子が舞ってくれるようだ。

まもなく白と黄色の獅子が登場。
けたたましい爆竹の破裂音とともにその舞が始まった。
シンバルや太鼓のリズムに乗りながら、公園内を2頭の獅子がじゃれあいながらさまざまに動きまわった。
それぞれの獅子はそれぞれ二人ずつの若者によって演じられているのだが、二人の一体感がすばらしい。
そして10分ほどで、観客の大喝采とともに演技が終了。
後でスケジュール表を見ると、この獅子舞が春節の伝統芸能のトリだった。

その後また全域を散策してみたが、料理店はもちろん肉まん屋もおみやげ屋も大繁盛で、ここでは餃子問題を乗り越えることができたのだなあ、よかったよかった、と思った。










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