小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

私設監視員?

2009-03-14 | 犬&猫との暮らし

 3頭と新河岸川に架かる橋を渡っていると、前方の土手道の上で立ち止まってこちらを見ている人がいました。目の端にその姿を捉えながらも、じっとそちらを見やることなく、犬たちが路面をクンクンするにまかせ、立ち止まったり進んだり、ノロノロと亀の歩みを続けていたのですが、その人はやはり立ち去る様子もなく、こちらを見ています。

 アウトドアジャケットの色からして、過日私に河川敷での「ノーリード犬咬みつき事件」を教え、「あなたも犬を放しちゃいかんよ」と言ったおじさんのようです。
 私がそちらに顔を向け、大声で「おはようございます」と言いながら頭を下げると、おじさんが手を上げて返してきたので、「やっぱりそうだったか」と思いながら、私も軽く手を上げました。

 すると、おじさん、おもむろに両手を掲げて丸く輪を描いた。黄桜「どん」のCMで、出演者が「丸!」とやるときのように。
 「ん? 丸?」。
 おじさんは私が犬をリードにつないで歩かせていることに、「合格」サインをくれた模様。「丸」はどうもそういう意味らしい。

 なぜか私も、リードを持っているために高く掲げられない両手で顔の前に丸を描く。それを見ておじさんは満足気に頷きつつ、上流に向かって立ち去って行ったのでありました。ううむ…。

コメント (1)
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