小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

バナナの木

2011-10-01 | 犬&猫との暮らし

 ノエホタ母のセカンドハウスの土地には、バナナの木が3カ所にわたって植えられている。前の持ち主が植えたものらしいのだが、そんなにバナナの木が好きだったのかなあ。

 セカンドハウスの入口付近にあるバナナの木々の中には、台風で折れてしまったものもあり、「折れた茎はやがて朽ちてしまうし、汚らしいので間引こう」というノエホタ父母の話を聞きつけ、伐採を志願。初めてバナナの木に触れたのでした。

 バナナの木について、ウィキペディアには次のように記述されている。
「高さ数mになるが、実際には草木であり、その意味では正確には果物ではなく野菜(果菜)に分類される。その高く伸びた茎のような部分は偽茎(仮茎)と呼ばれ、実際には、葉鞘が幾重にも重なりあっているものであり、いわばタマネギの球根を引き延ばしたようなものである。茎は地下にあって短く横に這う。茎のような先端からは、長楕円形の葉(葉身)が大きく伸びる。」

 そうそう、樹木というより太い野菜の茎。葉鞘が幾重にも重なり、瑞々しい。切り込みを入れたそばから水が溢れ出すのだ。柔らかいからシャクシャクと面白いように伐れていく。(写真はノエホタ母提供)

                

 バナナの茎も葉も何かに使えそうなのだ。少し前にラジオで、バナナ・ペーパーが南アフリカの女性たちの自立に一役買っているという話を聞いた。バナナ・ペーパープロジェクトを進めている「One Planet Café」のサイトには次のように書かれている。

「バナナを収穫するとき、新しい果実が育つために、古い茎(枝)を切らなければなりません。切った茎はすぐに再生し(約3ケ月間~8ケ月間)、新しいバナナが育ちます。この茎で紙が作れるのです。もし、ゴミとして捨てられているバナナの茎を紙にすれば、世界中の紙がバナナでまかなえるという試算もあります。もう紙のために木を切る必要がないと言われています。

 One Planet Caféは、アフリカ南部のザンビアのオーガニックバナナ畑からの茎を使って、紙を作ります。茎を切り、乾かし、梱包するのは国立公園の近くに住み、貧しい生活を送る村の女性たちです。」

 ノエホタ母と「なんとか茎や葉っぱを再利用はできないかしら」「バナナ・ペーパーで作った名刺があるらしいよ」「いっそ根っこから抜いて、伊豆にあるバナナワニ園に寄贈するのはどうかねえ」「バナナの葉っぱでイモや肉でも蒸そうか」などと、ああでもないこうでもないと、くっちゃべりながら、大笑いしつつ、口も手も忙しく動かしていく。

          

             
         「お母さん、そんなにしちゃって、大丈夫?」  

 室内から作業を見守る2頭の心配をよそに、調子に乗った私は結局全部伐り倒してしまったのだった。ノエホタ母たちは間引くだけのつもりだったみたいだけど…。 

         

 バナナを収穫した木にはもう実がならないため、茎は伐って廃棄されるが、刈られても刈られてもその株からまた茎が伸びてくるらしい。
 丸裸にしちゃったけれど、心配いらないよ、ノエホタ母。3カ月もすれば、また生えてくるって。えっ? それが困るって? 
 
 そうね、ノエホタ母たちがいくら間引いても、伐り倒しても、力強く再生してくるのかもね。個人でバナナ・ペーパーを作るのは無理としても、乾かした繊維質を企業が買い取ってくれるということはできないかしらねえ。

 かつて伐り倒した茎は枯れて、繊維質が剥き出しになったまま、一部その辺に積まれていたが、ノエホタ父はそれを土壌保温のための敷き藁に用いたりしているらしい。その使い方は至極賢明だと思う。

 堆肥にはなるのかしら。どうしたらいい堆肥が作れるのかしらねえ。

 そうそう、ノエホタ母は布草履を作り方も習得していたはず! バナナの茎の繊維をきれいに洗って乾かして、草履を作るのはどうかしら。室内履きにいいんでない?

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ノエホタ母のセカンドハウスにて

2011-10-01 | 犬&猫との暮らし

 25日、ノエホタ母のセカンドハウスで昼食を済ませ、「どれどれ、どんな感じになったのかな」と庭を探索。

 
   ノエホタ母が写してくれた「庭めぐり風景」。ワンコも一緒にうろうろ

  ハーブ類だけでなく、すぐ食べられそうなものもあるじゃありませんか!

      
初めて見たシカクマメ    ゴーヤもすずなり     すっぱいかな、ザクロ

 ビールのつまみはこれでいいのに、と思っているのは私だけみたい。というのも、ノエホタ父母はもうイヤというほど、それらを食べているのだもんね。でも初めて見るシカクマメはせがんで味見させてもらった。シンプルに茹でてもらったのだが、スナップエンドウほど豆の味が濃くないので、炒め物などのほうがよいかも。

「見て、このミョウガ畑。ウンザリするくらい収穫したわよ~」
「保存するとしたら、どうするのがいいのかしら」
「酢漬けにした……」

「ここには何が植えてあるの?」
「秋播きのニジンン」
「こっちは?」
「明日ダイコンを蒔くの」
「ここは?」
「ソラマメよ」

 連作障害にならないよう、品目ではなく「科目」を注意しながら輪作しているのだという。「品目が違っても、科目が同じではダメ。アブラナ科のもの、セリ科のものと科目を変えて行くのよ」とノエホタ母。もういっぱしの家庭菜園家ですね。お見事!

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