小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

せっかく京都に行ったのに

2011-10-05 | つぶやき

 昨日は朝から京都・八木市に取材で出かけた。新幹線「のぞみ」で京都駅へ。山陰本線嵯峨野線に乗り換えて、吉富という駅を目指した。

 嵯峨野嵐山を過ぎると、電車はS字に蛇行している保津川を渡って行く。車窓から渓谷美を堪能した。もう少し季節が先なら紅葉が美しいことだろう。

 取材開始まで時間があるので、吉富駅に着いたら周辺でお昼ご飯を食べようと考えていた。地図で調べると駅の近くに喫茶店があり、対面にコンビニがあることは分かっていた。数年前に複線化したとはいえ、駅舎には売店やら軽食喫茶くらいはあるだろう。 

 という思いは、駅に着いて打ち砕かれた。無人駅だったのである。
 地図にあった喫茶店を見つけたが、たまたま休業なのではなく、しっかり廃業の様子。駅舎の1階は郵便局になっていて、作業員風の女性が出てきたので「この辺に食堂はありませぬか」と聞くと「ううん」と唸り、「目の前のコンビニはイートインだと思います」と言う。

 お腹がグゥーっと鳴ったので、仕方なくコンビニに向かった。取材中グゥグゥ鳴ってはカッコ悪いもの。窓際に細長い木の天板が渡してあり、イスが3つ置いてある。ここが「イートインコーナー」のようだ。
 私はそこで、大きな駐車場に何台も停まっているトラックの兄ちゃんたちが座席でカップラーメンを食べたり、しゃがんでタバコを吸っているのを眺めながら、パンをほおばったのでした。

 取材後、吉富駅よりひとつ先の園部駅までカメラマンさんに送ってもらった。園部駅には特急も停まり、吉富駅周辺より栄えているらしいのだ。車から降りると彼が言う通りであった。無人駅じゃなかったし、周辺に喫茶店や食堂らしきものもある。タクシーも停まっていたし、東京までの新幹線の切符も買えた。

 快速が間もなく来るようだし、一服する場所もなかったので、すぐにホームに下りた。取材は2時間も費やさずに終わり、京都駅には4時前に着いた。
 
 せっかく1人で京都に来たのだから、少し時間を割いて周遊したってよかったのだ。なのに、すぐ帰ろうとしてしまう。人混みを歩くのも疲れるし、ブナとクリのエサの時間だなあ、な~んて思ってしまう。朝早く出てきたのだから、早く帰れる時はさっさと帰ろう、な~んて思ってしまう。せっかく京都に来たのに。

        
        これは「ほたる」だけど、こんな顔で待っていられ
        たら、早く帰りたくなっちゃうのだ

        
        これはノエホタ母のセカンドハウスでの一コマだけ
        ど、私は家でこ~んな感じでいるのが好きなんだな

 持参した2冊の本は行きの車内で読んでしまったので、駅構内の本屋で知人の小説が掲載されている「小説宝石」を買ってすぐに
車中の人に。車内でビールとおつまみを買い、雑誌を読んで、東京に着いてもどこにも立ち寄らずに、まっすぐ家に帰ったのでありました。 

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バナナ、恐るべし

2011-10-05 | 植物

 月曜日、ノエホタ母から画像が送信されてきた。ファイル名は「バナナ」。

 なになに? バナナ? 
 ファイルを開けてみてびっくり! 先週伐り倒したバナナの根元から、もう新しい芽が出て、茎が伸び始めている写真だった。3カ月どころか1週間で再生するなんて、なんと生命力のある植物だろうか!

        

        

 ノエホタ母に「こうなったら実を結ぶように研究するしかないか」とメールしたものの、でも、まずいバナナしか実らなかったら…。もし美味しいバナナが収穫できても、収穫後またこんな調子で茎は伸び、また伐採しなくてはいけなくなり…。

 結局バナナの木が元気なうちは、いたちごっこなのである。やはり葉っぱや茎を堆肥化する方向で対応した方がよさそうだ。

 調べたら、ミミズに食べさせて糞で堆肥を作ったり、牛糞と混ぜて発酵させたり、けっこういい堆肥になるらしい。その旨ノエホタ母に報告したところ、ノエホタ母もそう思っていたらしく、「今度行ったら早速バナナ堆肥作りを始めてみます」とのこと。バナナ堆肥かあ、人の畑仕事とはいえ、何だかとても楽しみ!

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