善光寺へ御印文頂戴に行ってきました。
元旦に初詣で善光寺には行っているんですが、この時は母だけ混雑を避けるために行っていませんでした。
母は御印文頂戴に行きたがっていて、連休最終日の午後なら混雑も緩和されていると踏んだので、家族であらためて善光寺詣りとなりました。
御印文頂戴は、善光寺本堂内陣で、僧侶の方が両手に御印文を持って頭に押してくれるもので、毎年1月7~15日に行われている行事です。
御印文は善光寺のご本尊と同じ材で作られており、この御印文を頭に押してもらうと極楽浄土が保証されると言われています。
ということです。
列は階段下まで延びていましたが、整理されていた職員さんに尋ねると、列の方に声をかけて途中に入れてくれるようでした。
私は奥さんが並びに行ってくれたので、迷わないように奥さんの到着を待ちました。
御印文を頂く直前、僧侶の方が内々陣でお経をあげられていたところを指して「これから幕(戸帳)があがります。ご本尊様が納められている部屋のまえにあたり、普段は幕がおりたままですが、今少しの間だけ幕が上がるのでお参りしてください。」ということを言われました。
正面左にある瑠璃壇の紫色の戸帳が「すっ」とあがり、数秒の間の後、また「すっ」とおりました。
ちなみに、戸帳はお朝事と日中法要などの法要時にあげられるそうです。
幕が上がっている時は、境内と極楽が繋がっているといわれているそうです。
ちょうど良いタイミングでした。
手をあわせた後、御印文頂戴は再開し、頭に御印文を頂戴しました。
御印文頂戴は「ご判頂戴」とも呼ばれており、地元ではこちらの方が一般的だと思います。
少なくとも、歩いて善光寺に行けるところで生まれ育った私はそうです。
元旦に来られなかった母も満足そうでした。
ところで、コロナがまた暴れていますね。
御開帳は「回向柱に光触媒コーティングして参拝者が触れるように計画している。」と聞いていますが、今後の状況では変更もあるかも、ですね。
少なくとも1年延期しているのでこれ以上の延期はないでしょうし。
前回までの回向柱 (10本建っています)
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