☆心に留まった光景☆

ささやかな感動した景色、出来事を載せてゆきたいです。

③ 田ノ原湿原に広がる草紅葉 志賀高原自然探勝コース歩く

2020年10月02日 | Weblog

渋温泉で九湯めぐりの1個でもと思いましたが、台風が近づいているのに晴れている。
旅は晴れている時が勝負で志賀高原トレッキングに出発しました。

昨日少し見た素敵な田ノ原湿原を歩く為に木戸池に車を止めて歩き始めます。
白樺やダケカンバの森に囲まれた木戸池の美しさにに目を見張りました。
木戸池から田ノ原湿原まで20分は草原の中の散策で、
湿原が遠くに見え白樺林が続いて綺麗な景色でした。
 

夏高山植物として彩った草の葉は、いち早く色を変えて草紅葉に染まっていました。
草紅葉が最も美しい時期は、本格的な紅葉シーズンの少し前の一週間ほどで、草の葉が赤・オレンジ・黄色と染まって綺麗。

田ノ原湿原は標高1610m高層湿原です。太古の昔、噴火によって川がせき止められてできた湖に、
ミズゴケが腐らずに数メートルの厚さに積み重なってできた湿原は7.9ヘクタールの広さです。

我々は木戸池からの自然探勝コースを歩きました。下の地図はインターネットから拝借です。
目的の場所に着くと、木の黒板に番号と場所が書いてあります。
あと何分で次の目的地に着きますと書いてあります。位置確認が出来て助かりました。

 

歩いていると湿原の次の目的地の三角池【ミスマイケ】が道路の向こう側に見えました。
三角池から原生林に覆われた苔むした山に入り歩きました。
写真の赤いゴゼンタチバナの実が少し暗い森の中で光っていました。
もよく見ると素美しく素敵な世界です。
下に生える植物を守る為に所々木道が引いてあり、整備された道が続き昨日の横手山の下山に比べ大変楽に歩けました。
 
木々に覆われて暗い森の中を歩いていると突如湖の湖岸に出ました。先ほど見た三角形にまた出会いました。
三角池は志賀山からの湧水を湛えているため志賀高原でも最も透明度が高い池だそうです 。
さらに森の中を歩くと、横長の小さな日影湿原出にて、その東端にある木道の上を歩きました。トンボがたくさん飛んでいます。
 
原生林の中を歩くと石の上に木が生えて石より太い幹になり、それを苔が覆う姿があちこちで見られて、別世界のような森です
注目スポットの根上がりの木、岩を這うように伸びた根と曲がりながらも上に成長しようとする木の生え方がおもしろく、
この木に似た岩に生える木が結構ありすごい生命力と思います。
急にまた森が開けて上の小池に出ました。天気が良いので池が鏡のように周りの木々を写して綺麗でした。白樺が多く見えます。

 

森の中を少し行くと
17番の長池に着きました。細長い池でその先に信州大学自然教育園があり地続きでそのまま中に入りました。
ここは研究施設を一般に公開し、原生林を利用した自然観察路もあり自由に散策できます。
大学の1本の目をひく木にクロベと名前が貼ってました。トイレも木とレンガの素敵な建物でした。
我々はゆっくりなので、娘は自分のペースで先に進み丸池を見学して、
また車のある木戸池に戻って我々のいる所に迎えに来てくれました。
丸池ホテルまで行きランチになりました。
    
ホテルから見た丸池は丸くて、三角池や長池も上からの見た形が名前になっていますね。
丸池ホテルの『モンテ・モア』でスペアリブのお昼を食べました。予想よりとても美味しかったです。
ホテルの前には丸太の木が一杯転がっていて、ちゃんと切ったのはきちんと並んで収納されて素敵な冬支度です。
食後下まで歩いて丸池を見に行きました。下に降りると湖面が太陽と風で光って綺麗でした
   

丸池の帰り志賀高原歴史記念館の庭に沢山の赤い実が実っていて偶然寄りました。
この建物は1937年に志賀高原ホテルとして外国人観光客を誘致するための本格的なスキーリゾートホテルとして開業
今はホテルの両サイドにあった客室棟は解体され主要部分が当時のまま残こされています。
建物の3階のスペースに大きなロッキングチェアが3台、当時のまま残っていました。
座って見ると、景色を見ながら素敵な乗り心地で時間があったらいつまでも座っていたかったです。
2Fには1956年のコルチナ・ダンペッツオ(イタリア)冬季五輪のスキー男子回転で銀メダルを獲得した猪谷千春さんのゆかりの品々が並んでいました。 
   
立派な古い建物に触れて寄って良かったです。

コメント (4)
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