十勝の活性化を考える会

     
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失明した人

2020-08-27 05:00:00 | 投稿

 

昨年、帯広市主催のとかちフードバレーマラソン2.5キロの部)に、帯広市議会議員の方が失明した人と手を取り合って、三人で出場した。

 

沿道の観客から、失明した人に対して大きな声援が送られていたが、その声援に対して失明した人は、笑顔で応えていたのが印象的であった。

 

彼は、現在72歳であるが、50歳の時に糖尿病で失明したそうである。従って、50歳までは視力があったので、周りの情景が目に浮かび、視力のある人よりも良く見えると思う。なぜなら、彼には視力はないが心の目で見ているからである。

 

昨年、日本ホスピス在宅ケア全国大会が帯広市で開かれ、柳田邦男氏の講演「大人が絵本に涙するとき」~ケアする人、ケアされる人のために~を聞いてきた。

 

柳田氏によると、子供には見えても大人の目には見えないものがあるらしい。その昔、ユリウス・カエサルが、「人は見ようとするものしか見ない」と言ったそうだが、目の見える人は心の目で見ようとしないから、まさにその通りだと思う。

 

最近、SNS上で差別的表現であるヘイトスピーチや煽り運転などが繰り返される嫌な時代であるが、新型コロナ禍で人間の価値観が変わってきたので、そのうちにヘイトスピーチなども無くなるかも知れない。

 

失明した人のことを書いたが、彼は毎日、朗読本を聞いていて体力も抜群である。そして、何事にもプラス思考で取り組んでおり、最近、視覚障害者5人制サッカにも挑戦している。

 

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注) 視覚障害者5人制サッカー

 

視覚障害者5人制サッカーとは、視覚に障害を持った選手がプレーできるように考案されたサッカーである。競技は国際視覚障害者スポーツ連盟IBSA)が統括しており、国際サッカー連盟FIFA)が定めたフットサル5人制室内サッカー)のルールを一部修正したものに沿って行われる。日本での視覚障害者5人制サッカーは日本ブラインドサッカー協会JBFA)が統括する。

[掛け声]

ディフェンスの際、ボールを取りに行く時に、「ボイ!」(スペイン語で「私が行くぞ」という意味)と声を掛ける。これは無駄な接触プレーを防ぐためである。

[観客の対応]

視覚障害者サッカーはボールの音や選手との掛け合いなど、聴覚を頼りとするスポーツであるため、プレーの妨害にならぬよう、プレー中に観戦客が声を出すことは一切禁止でマナー違反とされている。但し、チームがゴールした直後などプレー時間外ならばその限りではない。

 

(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

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