3月24日(木)
メリダに乗ってオヤジさんの病院へ。イヤーマフをしなかったら耳が冷たかった。
もうすぐ4月だからいらないだろうと思ったのに・・・
途中の土手でハナニラを見つけた。
薄く青い色がついている。
我が家の小さな花壇では、まだ咲いていないなぁ。
途中の農家でチンゲンサイを買った。昨日病院の帰りに見たら、みんな売り切れていたので今日は行きに買った。
15:30 病院着
点滴4種(抗生剤ホスマイシンナトリウムが追加になっている) 排尿800ml 胃液0cc
オヤジさんは目を閉じているが眠ってはいない。
「トンサンだよ」 オヤジさん「管とってくれよ」
トンサン「点滴で薬入れているから取れないよ」
オヤジさん「ここにいるの嫌なんだよ。夜中でも着替えてよ。いろんなことするよ。寝てられねえんだ。」
違うパジャマに取り換えてあった。
オヤジさん「悪いのは腎臓だけなんだ。 今日は何日?」
トンサン「24日だよ」
オヤジさん「お墓参り行かなきゃ。お花買わなきゃ。誕生日すぎちゃった。トンサン61か? 年金はまだ貰えないな。今年8月に別の年金が出るんだ。さかのぼって。年金は昭和17年に始まって、労働福祉年金って言ったんだ、昔は。」
トンサン「原子力発電所が壊れて、放射能が漏れたんだ。東京では水道水に放射能が入って大騒ぎなんだよ。 停電もしているし。」
オヤジさん「停電なんか電気屋に怒鳴りつけて、直せばいい。」
トンサン「ガソリンも無いから車で来れないんだよ」
オヤジさん「管 外せねぇかなぁ」・・・いくら説明しても大変なことになっていることを、理解してもらえない。
トンサン「そこから薬入れているから外せないんだよ。薬を入れないと腎臓が悪くなって、心臓も止まって死んでしまうんだよ。」・・・自分が死ぬということを理解していない。
オヤジさん「今でも40人くらい来ているの? 介護保険の方。 だけどおかずまずいなあ」・・・ディサービスのことを言っているらしい。
オヤジさん「具合良くなったら墓参り行ってくらぁ。いい職人だったけどなぁ。5・60万稼いでいたら死んじゃった。癌(がん)だって。」
16:20 看護師さん薬を入れに。オヤジさんの容体を聞く。
カリウムの値も正常値で、熱も無く安定しているとのこと。その後輸血はしていないそうだ。
16:55 鼻の管から薬。
17:30 ぐっすり寝ている。声をかけずに退室。
洗濯するパジャマとタオルを持って帰る。