VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

繋がりを大切にするということを考える

2012-10-13 19:52:50 | 日記
気がつけば もう10月が 半ば・・


 光陰矢のごとし とはよく言ったものです



明日は 義母の命日 もう3年たちました


 振り返ると 自分の今の年まで

長かったような  一瞬だったような


 最近 ちょくちょく 自分の死に方について考えます


へんですけどね


 父が 戦争に行ったときの体験を パソコンで打って

簡単な本につくりましたが


 その本の中で  沢山の人が 戦争の悲惨ななかで

悲しい最後をとげた描写がありました



 畳の上で亡くなることが 昔の人の夢であったように

野垂れ死にのような亡くなり方は 想像を絶するものがあります



 一番ぞっとしたのは 

父が 野戦病院で闘病していたとき

 うめき声がするので その仕切りのむしろをあげてみたところ


ベッドから落ちた戦傷兵が 地面のうえでうなっているシーンです


 両目は くりぬかれたような穴になっていて

その両目にびっしりと蟻がたかっていたのです


 手も切断されたようになっていて 起き上がれない状態だったそうです


衛生兵が来て 「みるんじゃない!」といい

 すぐにむしろを下したので

それからどうなったかはわからないけれど


 「これが本当の蟻地獄」と書かれていました



人は 文明の中に生きているから

 人と人とのかかわりの中でいるから

ちゃんと亡くなるときも きれいにしてもらえるのであって


 孤立死などの場合は それはそれは悲惨なのではないかと

変な想像をしてしまった・・・



 今 私たちの知らないところで 増えている「孤立死」


人とのかかわりを大切に生きていきたいと思いました


 私の親は あまり他人を入れたがらない人たちなので

私も知らないうちに そういう傾向をもって生きていると気づかされます


 障害のある娘がひとりしかいない自分たち夫婦のことを考えれば


将来 孤立死は ひとごとではなくて・・・


 つながり を大切に生きていきたいと

そんなことばかり 思っています