VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

永遠の桃花通信51

2021-12-02 19:57:33 | 永遠の桃花

やっと やっと 二人が真の意味で

相思相愛になれます・・・( *´艸`)

 

『私は 夜華が生きていることを全く考えたことがなかった。

何千回も何万回も 密かに祈っていたものの それは

贅沢な望みなのだと 内心では分かっていた。

夜華は三年前に死んだ。狐狸洞の桃花の下には、

彼が死んだ時に着ていた衣服が埋まっている・・・

彼は死んだのだ。彼が死ぬ直前、私に 

自分の事を忘れるよう、私には自由きままに生きていくよう

 彼は言った・・・だ・・だけど

墨淵は 夜華が目を覚ましたと言った・・・

彼は 死んでいない。彼は ずっと生きていた・・・

 

谷口を過ぎると いっそ 雲から地面に降り立った。

千鳥足で狐狸洞に向かって走る。

道中 私に挨拶する小仙たちがいたが、全く気づかず、

ただ 手足は震えが止まらない・・・

夜華に会えないのが怖かった・・・

墨淵が言ったことが嘘なのだ と 怖かった・・・

 

狐狸洞が目に入った時、私は足を緩めた。

長らく正門を使った事がない。気づかないうちに、

入口近くに 三年前に植えた桃の木にいっぱい花がつき

 その花が満開になっていた。

 

・・・青い山、緑色の木、碧い水、

 三年来、私は 初めて青丘の色合いを

はっきり見ることができた・・・

 日光が雲から差し込み、

青い山 碧い水 そして満開の桃の花

 まるで 九重天上の 消える事のない

鮮やかな霞のよう・・・

・・・霞の下には 黒い長衣を着た青年が立っている。

少し身体をかがめ 長い指で衣冠塚の墓碑に

触れているところだった。

  それは 夢の情景のよう・・・

 

私は 息を止めて 二歩進んだ。少しでも

 動きが大きいと、目の前の情景が一切

無くなってしまうのではないか と 怖かった・・・

 

 彼が 振り向く

風が通り 木の上の霞が揺れて 赤い波を打つ・・・

 彼が微笑む・・・

初めて会った時のよう・・・

 絵のような目鼻・・漆黒の髪・・

赤い波の中から 何枚か 花びらが舞い落ちた・・

 世界から 他の色がすべて無くなり

そして すべての音も 無くなった・・・

 

彼が 手を差し出し 小さな声で言う・・・

 「浅浅 おいで(ごう来)」』

 

・・・よく 墨淵が七万年かかったのに なぜ夜華

は 三年?という疑問がありましたが 元神が離散

した 墨淵は まず その元神を一つ一つ集める

という作業をしなければなりませんでした。

原作では 墨淵の元神に養生されていた夜華の

元神が 小さな童子の姿で 一生懸命に散らばった

墨淵の元神のかけらを一つ一つ集めていたことが

書かれています。それがある時 光がさしこんで

夜華の元神がその光とともにいなくなってしまいます。

その時に誰かが崑崙虚に置いてあった夜華の仙胎、卵

を飲み込んだのだろう と 墨淵は言っています。

夜華の場合は 元神が衝突の衝撃で傷つき、昏睡に

陥った とあります。

本当は数十年はかかるはずが 玄晶氷棺と無妄海の

おかげで 三年で目覚めた となっています。

 

このドラマ 一部の人には 重い中毒症状が現れる

らしい( ;∀;)

アメーバブログ 永遠の桃花人気記事とか

同じくアメーバブログ マーク・チャオ人気記事

の特集をいつも閲覧していますが いろんな人が

記事を今でもUPしていて 楽しみに見ています。

本当に この作業も 楽しみながら行い

これで 原作のダイジェストは終了ですが

書き逃しがあって その気になったら また

書きます。自分のブログの一番の閲覧者は自分です( ;∀;)

でも 桃花の記事で 閲覧数が増えて 驚いています。

こんなマイナーな 画像も動画もないブログで

覗いてくださった方々には 申し訳ありません・・・

リンクさえ貼れないし( ;∀;)

この後 ガクッと閲覧数が落ち込んだら それはそれで

かなりテンション下がりますが ま、元に戻っただけ、

また 自己満足にさまざま綴って行きましょう。

 

 

 



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