やっと やっと 二人が真の意味で
相思相愛になれます・・・( *´艸`)
『私は 夜華が生きていることを全く考えたことがなかった。
何千回も何万回も 密かに祈っていたものの それは
贅沢な望みなのだと 内心では分かっていた。
夜華は三年前に死んだ。狐狸洞の桃花の下には、
彼が死んだ時に着ていた衣服が埋まっている・・・
彼は死んだのだ。彼が死ぬ直前、私に
自分の事を忘れるよう、私には自由きままに生きていくよう
彼は言った・・・だ・・だけど
墨淵は 夜華が目を覚ましたと言った・・・
彼は 死んでいない。彼は ずっと生きていた・・・
谷口を過ぎると いっそ 雲から地面に降り立った。
千鳥足で狐狸洞に向かって走る。
道中 私に挨拶する小仙たちがいたが、全く気づかず、
ただ 手足は震えが止まらない・・・
夜華に会えないのが怖かった・・・
墨淵が言ったことが嘘なのだ と 怖かった・・・
狐狸洞が目に入った時、私は足を緩めた。
長らく正門を使った事がない。気づかないうちに、
入口近くに 三年前に植えた桃の木にいっぱい花がつき
その花が満開になっていた。
・・・青い山、緑色の木、碧い水、
三年来、私は 初めて青丘の色合いを
はっきり見ることができた・・・
日光が雲から差し込み、
青い山 碧い水 そして満開の桃の花
まるで 九重天上の 消える事のない
鮮やかな霞のよう・・・
・・・霞の下には 黒い長衣を着た青年が立っている。
少し身体をかがめ 長い指で衣冠塚の墓碑に
触れているところだった。
それは 夢の情景のよう・・・
私は 息を止めて 二歩進んだ。少しでも
動きが大きいと、目の前の情景が一切
無くなってしまうのではないか と 怖かった・・・
彼が 振り向く
風が通り 木の上の霞が揺れて 赤い波を打つ・・・
彼が微笑む・・・
初めて会った時のよう・・・
絵のような目鼻・・漆黒の髪・・
赤い波の中から 何枚か 花びらが舞い落ちた・・
世界から 他の色がすべて無くなり
そして すべての音も 無くなった・・・
彼が 手を差し出し 小さな声で言う・・・
「浅浅 おいで(ごう来)」』
・・・よく 墨淵が七万年かかったのに なぜ夜華
は 三年?という疑問がありましたが 元神が離散
した 墨淵は まず その元神を一つ一つ集める
という作業をしなければなりませんでした。
原作では 墨淵の元神に養生されていた夜華の
元神が 小さな童子の姿で 一生懸命に散らばった
墨淵の元神のかけらを一つ一つ集めていたことが
書かれています。それがある時 光がさしこんで
夜華の元神がその光とともにいなくなってしまいます。
その時に誰かが崑崙虚に置いてあった夜華の仙胎、卵
を飲み込んだのだろう と 墨淵は言っています。
夜華の場合は 元神が衝突の衝撃で傷つき、昏睡に
陥った とあります。
本当は数十年はかかるはずが 玄晶氷棺と無妄海の
おかげで 三年で目覚めた となっています。
このドラマ 一部の人には 重い中毒症状が現れる
らしい( ;∀;)
アメーバブログ 永遠の桃花人気記事とか
同じくアメーバブログ マーク・チャオ人気記事
の特集をいつも閲覧していますが いろんな人が
記事を今でもUPしていて 楽しみに見ています。
本当に この作業も 楽しみながら行い
これで 原作のダイジェストは終了ですが
書き逃しがあって その気になったら また
書きます。自分のブログの一番の閲覧者は自分です( ;∀;)
でも 桃花の記事で 閲覧数が増えて 驚いています。
こんなマイナーな 画像も動画もないブログで
覗いてくださった方々には 申し訳ありません・・・
リンクさえ貼れないし( ;∀;)
この後 ガクッと閲覧数が落ち込んだら それはそれで
かなりテンション下がりますが ま、元に戻っただけ、
また 自己満足にさまざま綴って行きましょう。