いみしん新聞・常陸の国

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日本は国家の戦略体制があるのか?

2008-10-23 00:31:00 | 世相・意見
2008年秋は米国発の金融不安で世界経済が機能不全寸前の状況が続いている。
また米国ブッシュ政権は8年間の末期でアフガンのテロ掃討もイラク戦争も4年間過ぎても解決しない。
外交成果を求める政権末期に何と北朝鮮の核開発疑惑のままテロ支援対象国の一部制裁解除を決めた。
日本は拉致問題を抱える北朝鮮へは核疑惑と供にテロ支援国家指定は続けたい。
米国は突然に自己都合でルールを決めてしまう。過去の国際間で起きたことは現在でも起こり得る。

金融不安の元凶は「無限の信用保証は担保価値が無し」と同じである。金融不安は底無しで解決のメドはない。
その米国が金融危機対策のため第1回緊急首脳会合(サミット)をブッシュ米大統領がG8を含む・・
世界20カ国や地域の首脳をワシントンに招き11月15日に開催すると発表した。
外交成果を求めるブッシュ政権は金融不安発生国ながら米国で招集とは呆れた態度である。
今年はG8会議の議長国は日本である。米国から軽く見られて無視された結果である。

日本は立法府にも政府にも長期20年~50年先までの国家戦略体制が出来ているのか?
聞いたこともない。・・世界各国の国家戦略を分析して国会や国民へ周知させていない。
曖昧な国家体制の現在日本の政治体制は普遍性のない二重基準である。
君主国家の民主制度など世界からは相手にされないのだ。
充実した日本の国家戦略から立て替え直してそれを盾に外交と国民の意思統一をすべきであろう。
諸外国の外交も突然変わる訳はない。数十年間分析すれば分かる。
政府や外務省が外交で無策なのは責任を曖昧にする明治時代以降続いている官僚的無責任体制である。
責任をはっきりさせること。米国追従だけでは21世紀の日本は生き残れない。
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