朝日新聞3月5日第2面「総合2」
(いちからわかる!)新型ロケットのH3、開発が進んでいるな
H3ロケットの事が出ていました。
■H2Aより大きく、打ち上げ費用は半額の1回50億円
ホー先生 日本で新型ロケットの開発が進んでいるらしいな。
A H2Aロケットの後継となるH3のことだね。新年度の初打ち上げを目指し、
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業が共同で開発している。H2Aより
一回り大きくなって、重い貨物を宇宙に運べる。打ち上げコストも半分の約50億円
にして、この先20年間の日本の宇宙開発の主力になる予定だ。
ホ なぜ今、なんじゃ?
A H2Aは2001年度の初打ち上げ以来、43機中42機が成功し、97・7%
という高い成功率だった。でも、1回あたり約100億円もする費用が高すぎて、
世界の人工衛星の打ち上げは増えているのに、ほとんど受注できていない。野口聡一
飛行士らを国際宇宙ステーションに運んだ米国の民間ロケットが市場を席巻していて、
費用は1回50億円とされる。
ホ ホホウ。価格差を縮められるのか?
A エンジンの部品を2割ほど減らし、信頼性を高めながら安くする。配管や燃料の
噴射装置などは3Dプリンターで製造するほか、電子部品の9割を自動車用の既製品に
したり、打ち上げに携わる作業員の数を4分の1にしたりして人件費も削る予定だ。
ホ 開発は順調なのか?
A 実はちょっと難航している。初号機はもともと今月末までの打ち上げ予定だったが、
新型エンジンに亀裂やひびが確認され、設計の見直しが必要になった。JAXAの岡田
匡史・H3プロジェクトマネージャは「ロケットのエンジンには魔物が潜んでいる」と
話したよ。とはいえ、ロケット本体はすでに鹿児島県の種子島宇宙センターに運ばれて、
今月には打ち上げリハーサルがある。エンジンが完成すれば、地球観測衛星「だいち3号」
を宇宙に運ぶ予定だ。(小川詩織)
H3ロケットのリーフレット
ホ 開発は順調なのか?
A 実はちょっと難航している。初号機はもともと今月末までの打ち上げ予定だったが、
新型エンジンに亀裂やひびが確認され、設計の見直しが必要になった。
H3ロケットの開発計画の見直しについて 2020年(令和2年)9月11日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、現在H3ロケットの開発を進めて
おりますが、第一段エンジン用として新たに開発中のLE-9エンジンにおいて技術的課題が
確認されました。この技術的課題への対応を確実に行うために、当初2020年度の打上げを
目指していた試験機初号機の打上げを2021年度へ、2021年度の打上げを目指していた
試験機2号機の打上げを2022年度へと計画を見直すことといたしました。
LE-9エンジンの技術的課題への対応を確実に行うとともに、新たな基幹ロケットである
H3ロケットの打上げ成功を目指して総力を挙げて取り組んでまいります。
★プロマネの岡田くん、
彼が新入職員として職場に来た時、同じ職場でした。
部門は違っていますが、大部屋だったのでいろいろ話したことを思い出しました。
あれから30年くらいかな。
来年度のH3ロケット初号機の打ち上げ成功を祈っています。
★H3ロケットの研究開発には、角田宇宙センターの研究開発員が一緒に試験等を
行っています。
★管理人は、現在運用中のH2Aロケットの初号機の打ち上げをライブ中継で見ていました。
一緒にいた試験に携わっていた方の思いが打ち上げ成功に結びついたたと実感しました。
★岡田くん、来年度のロケット打ち上げ成功の吉報を待っています。
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