思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

油絵とおばあちゃん

2005年03月21日 | Weblog
昨日、女房と一緒にカラオケのお店に行った。
女房は私以上のカラオケ好きで、時々行っている店のようだ。
我々の後に、おばあちゃんが独り入ってきて、私の隣に座った。年の頃は70前後か。
手にビニール袋に包んだキャンバスを提げている。
話しかけると絵を取り出してその説明を始めた。
誰かにもらった写真を題材に描いた「つり橋」の絵とのこと。店に架けてある3枚の絵はいずれも彼女の作品らしい。
猫の絵と、少女の絵と、風景画である。
6号程度の絵である。もっと大きい20号の絵もあるが飾る場所が無いのでもってこれないといっていた。

女性は男性より長生きする。多分亭主は亡くなって独り住まいかと思われる。
2枚の絵を同時進行で描くらしい。油がなかなか乾かないからだそうだ。

歌は余り上手でないし、絵もいかにも素人らしい絵と見た。

だが絵を描く話は楽しそうで羨ましい。

彼女の絵を、額に入れて飾ってあげる店のオーナーの心根もうれしい。
オーナーの女性も夫を数年前に亡くしているという。
彼女は聞きもしないのに昭和16年生まれといっていた。まだまだ元気である。