思いつくまま感じるまま。

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何でもありの記録
HN天道(てんとう)

ローマ法王の逝去

2005年04月04日 | Weblog
はっきり言ってあまり関心が無かったが、ネット検索してみた。

 ・世界のカトリック教徒11億人の頂点に立つ人。
    日本の教徒は約50万人弱
 ・戦争と共産主義に反対し世界平和を希求した宗教指導者。
 ・同性の結婚、妊娠中絶、司教の結婚に反対した人。
 ・ユダヤ教とイスラム教との和解を推進した人。
 ・平和のために世界中を飛び回った人。
    東京・広島・長崎を訪問している。
 ・バチカン市国に居住し、スイスの衛兵に守られている。

我々は世界の平和指導者を亡くしたと考えるが、欧米人は自分達の偉大な精神的指導者を亡くしたと考えるのだろう。

キリスト教は先進欧米諸国の家庭に深く浸透していると聞く。欧米の文化、日常会話においても聖書の理解がないとついてていけないらしい。
欧米への旅行先での有名美術館の中世・ルネサンスの絵画の展示はキリスト教宗教画のオンパレードだ。
ブッシュ大統領も神の前に悔い改め、ひどかった飲酒癖から立ち直ったと聞く。
一方、英会話の若いカナダ人講師に「日本では教会に行ってますか」と聞いたら、行ってないしカナダでも教会に行く人は少ないと言ってた。私の認識とエライギャップがあった。

ひと頃、聖書と解説本を何冊か読んだことがある。
聖書は新旧とも簡単な言葉で綴られている。どうとでも解釈できそうな言葉も多い。
いろいろ解釈して教義に発展させてきたものに思えるが、含蓄のある言葉は多い。
信じられないような奇跡も語られている。

大分前にテレビの宗教番組で、東大出身のある女性物理学教授が洗礼を受けるにいたる過程を話していた。思い悩むことがあって教会に通っていたが、神を信ずることが出来ないでいたある日、突然目の前に光が満ちて、涙がとめどなく溢れ流れて、信ずることを理解したと言っていた。
宗教とは、つまるところ心から信じて神に身を委ねることらしい。
無宗教の私は宗教を語る資格はまるで無いとは思っている。

「苦しい時のみの神頼み」の私は永遠に救われることはなさそうだ。