思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

新婚の派遣社員

2005年04月29日 | Weblog
第2の職場で仕事していた頃の話。
新会社をスタートさせていた、全員で20名程度の会社を親会社のビルの一角に設立。
経理要員として派遣社員を1名採用することになった。
採用されたのは41歳の新婚女性、40歳で結婚したそうだ。茶系統のダブルの背広を着ていたっけ。身長170センチと大柄、ぺチャパイ、目が大きい一応の美人。子供はいない。派遣の仕事は結構長くてあちこち渡り歩いていたみたい。
経理の経験があるとは言うものの某社で購買の仕事をしていたという程度。

話しが合って2年間楽しく仕事した。予定してたよりも業績は伸びず、暇な職場だった。
パソコンは一応正規の教育を受けたといっていたが、私の能力と大して違わなかった。
因みに私のパソコンはすべて女性社員に聞きまくって習得したもの。女性社員が一番優れている。
エクセルは2人でお互いのスキルを教えあったりして随分勉強になった。
第2の職場ということもあって、正直な話私は遊び半分だった。

ちつちゃな会社だったので、彼女にとっては経理のスキル向上には大いに役立ったと思う。
経理の仕訳から請求回収の手続き、決算の財務諸表作成まで一通りの経理業務は伝授したと思う。
収支計画の作業まで手伝ってもらった。
だが、勉強は家では殆どしなかったみたいだ。覚えは良くない。繰り返して何度も同じことを教えた。彼女を育て上げることに情熱を注いだ日々であった。
時々英語の電話が入ってくる職場だったが、彼女はそつなく取次ぎをしていた。
英会話はいつ覚えたのかは分からない。

何故か短歌が好きみたいで、いにしえの歌人から近代の有名な歌人の歌をスラスラといくらでも暗誦していた。不思議な女であった。
亭主と見合い結婚してマンションの2人暮らしといっていた。
亭主の帰りは毎日10時を過ぎるから、帰りに買い物をしてそれまでに食事を作るらしい。
日中は暇だからまた働き始めたという。

服装は毎日変えてきた、いつも白か黒のモノトーンできめていた。
薄い香りの香水をつけていたなー。
その後どうしているのか、まだ居れば44歳だ。


手が震える人

2005年04月29日 | Weblog
こんな事は書くべきでないかもしれないが。
年をとってくると手が震えたりする人を見かけるが、年寄りばかりとは限らない。

近所のカラオケ飲み屋で。
Aさん
70歳前後の床屋さん、新曲ばかり覚えてきて披露する人。ビールを注ぐとき手が震える。
年のせいなのか、アル中なのか、こういう床屋さんには絶対に行くまいと思う。本人も床屋をやっている以上何らかの対策を講じないと事故の危険性がある。
といっても止めるわけにはいかない生業の現実があるのかも知れない。
Bさん
こちらは多分完全なアル中。建設業の現場作業員、63歳、浮気の後、離婚して1人住まい。
酒でも飲まなきゃやってられない自業自得の人生を送っている。
気持ちは良く分かる。

ダンス教室で
太ったおばあさん、若いころは結構踊っていたと思う。ステップは確か。
足は細いのに上半身はかなり太っている。汗拭きタオルを腰に挟んで踊るが、洋服は汗でびっしょりになる。組んだ手が震える。何か心臓の病気でもしたのだろうか、健康のためにダンスをしているといっている。踊っていても彼女の心臓もドキドキと踊っているのが分かる。
少し痩せれば心臓の負担も軽くなって回復すると思うが。

別のカラオケスナックのママ
最近子供と孫を連れて動物園に行ってきたという。
写真の話をしていると
「私この頃手ふるえんねん。シャッター押すときもふるえて、孫の首がチョンギレとったヮ」
彼女は今でもチョッとこわもての美人であるが、年には勝てん。

会社にいた頃のチョー生意気上司
宴会の席で、酒を注ぐときいつも手が震えていた。不思議だった。体も健康、アル中の要素無し。
一種の病なのだろう。彼は生意気な暴れん坊だったが、反面繊細な神経を持ってるなーと思うことが時々あった。それはズット直ることは無かったが、そういう病気なら仕様が無い。上手に付き合って生きているのだろう。

明らかな心身症
私自身の話、中間管理職だった40代始めの頃、上司の席の前に上司に対して後ろ向きに座る机の配置になっていた。朝から晩まで後ろから監視されているような嫌な気分で、気が狂いそうな日々が続いていた。その上司とのコミュニケーションは旨く行ってなかった。机の配置の変更を希望すればいいようなものだが、そのフロアは全部そのような配置、我侭は通らない。
その内に皆で食事のときに心臓が異常に動悸を打つようになって、手が震えだすようになった。
半年くらいで治まったが、明らかに心身症の症状だった。
人間思い込みで変に追い詰められると危険な状態になる。暴れだすとか、自殺するとか。
私のように気が弱くて繊細で、気位ばかり高い、能力は大したことないが誉められていないと気がすまないといった人種が陥りやすい病気であった。