思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

旅行好きの女房

2005年04月15日 | Weblog
女房が「うーん!血が濁ってきた!」と言ったら、旅行を計画している。
最近は、いろんなサークル活動で世話役を引き受けたりしていて、長期の旅行はなかなか計画しにくいらしい。
海外旅行は大抵ついてゆくが、荷物番と運搬係と写真撮影係みたいなもんである。
頼りないが用心棒もかねている。団体ツアーでも結構フリータイムが多いが彼女1人では歩けない。
旅行中は極力喧嘩しないしないことにしている、つまり逆らわないことにしている。

先日は何を思ったか、皇居の見学ツアーなるものに参加した。途中富士山なんかを見ながら東京で一泊のバスツアーである。宿泊先がホテルニューオータニであることが気に入ったらしい。
ちょっと古めかしい感じはしたが、まだ立派なホテルであった。
皇居のほかは何処に行ったか忘れた。

女房の旅行は殆ど団体ツアーである。
特に海外は個人での旅行は時間的な無駄が多く、ごく一部しか観光できないだろう。
経済的にも割安である。
勝手に観光地を次々に案内してくれるし、現地のガイドもいろんな話をしてくれて勉強になり楽しい。
旅行好きのお陰で私の小遣いはケチられっぱなしだ。そんなに余裕のある生活をしてるわけじゃないから。

娘も学生時代は一緒についてきたりしていたが、女房と行ったパリで強盗に囲まれ財布を取られて以来海外旅行が嫌いになった。このごろは誘ってもついて来ない。

女は旅行好きと言われるが、確かに女性が圧倒的に多い。若い娘は友達同士、おばハンも友達同士
、それから家族一同など。旅行先でも喧嘩している老夫婦がある。
あるおばさんの話だが、初めて亭主と海外旅行したが、亭主のあまりの男気無さに頭にきて、2度と亭主と旅行はしないと心に決めたと言っていた。旅行中まで全部女房に任せきりで何もしなかったらしい。女にとっては亭主の世話ばかりしてるんでは旅行に出る意味が無いことになる。

炊事洗濯、掃除、亭主の世話、毎日繰り返す、かといって気の抜けない単純な日常雑事から開放されて、命の洗濯をしたいわけである。
芝居好きも同じ理由だろう、ひと時現実を忘れて夢の世界に浸りたい訳だ。

男は酒を飲んで上司の悪口言いながら、スナックで可愛い娘チャンと歌ったりして憂さ晴らしする。女房の悪口を言ったりするやつもいるが、ほんとは女房が好きなんだ。ほんとに嫌いなら無視が正解だ。
男の憂さ晴らしは経済的には無駄が多い。
お金の使い方は女のほうが格段に上手だと思う。