思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

我が家の冷蔵庫

2005年04月22日 | Weblog
ここ2、3日朝食で塗るバター(マーガリン)が妙に柔らかくなったと思っていたら、案の定冷蔵庫が故障していた。10年以上使用しているから寿命だろうということで、女房は近くの電気量販店で購入してきた。今日届くらしいので留守番をしている。

2人暮らしだから余り大きいのは必要ない。
それにしても、子供の頃は冷蔵庫なんて無かった。食品はどんな保存をしていたんだろう。
保存しなかったんだ。野菜とか魚とか、毎日行商のおばちゃんがリヤカー引いて回ってきてた記憶がある。味噌・醤油・砂糖・食用油は冷蔵の必要が無いし、卵も飼っている鶏が毎日食べるだけ産んでた。漬物も冷蔵の必要なし。米も然り。肉はあまり食わしてもらってなかったし。
ビールはあまり飲んでる様子はなかった。

現在の我が家も冷蔵庫にビールが冷えてることはあまり無い。連休に子供が帰省する時期になると女房はビールを買い込んで冷やしている。私は酒は有れば飲むかという程度で飲まなくとも一向に構わない。

冷蔵庫に関してはとんでもないことがあった。
息子は酒飲みである。学生時代はバイトで居酒屋に勤めていて20万位稼いでいたというから殆ど授業は出ていないと見ている。卒業後一時ワインの販売に携わっていた。
ある朝、ワインの飲み残しが息子の部屋においてあったので女房はコルク栓をして冷蔵庫に保存しておいた。
ところが息子が帰って言うには、夜トイレに行くのが面倒なので空のワインのビンにおしっこをしたというあきれた事態が判明。
気付かずに飲まなくてよかった。もっとも飲んだらすぐ分かっただろうが。

息子は元気にやってるのかなー。
現在は外資系の医療機器販売の仕事をしている。大丈夫かいなと思うことが多い息子だが不思議にいつもスルスルッとすり抜けている。
早く結婚しろよ。俺の遺伝子を絶やさないでくれ!



男も鏡を見る

2005年04月22日 | Weblog
男も意外にチョコチョコと鏡に自分を映してみている。
他の女性は分からないが、女房は出かける前は最低30分は鏡の前から動かない。
時々スッピンで「このまま買い物にいっていいか?」と聞いてくる。駄目とは言わないが、気にはなる。そのまま世間に晒してよいものかどうか、自分で決めりゃいい。

男の癖にという言い方があるが、私は若いころからよく鏡をみた。
白面の美青年?だった頃から、外出の前は随分髪型を気にして、よくおばあちゃんに冷やかされた。男が鏡を見る場合は髪型を見るのみで、それ以外は変えようが無いから見ない。最近でこそ服装のコーディネイトなんかを気にしたりするが、どうせ大した事にはなっていない。
男子トイレで一生懸命櫛を入れている男は多い。

鏡の自分は生涯に亘って左右逆にしか見れないというのも不思議な話だ。
それにしても、鏡は正直だ。
馬齢を重ねた男が映ってる。
(馬齢というのも馬に失礼な言い方だが)
白髪も少し増えた、ハリネズミのように元気だった髪の毛も今じゃ元気が無い、女房は「後ろ少し禿げてるの知ってる?」といじめる。チンチンの周りだけはまだ黒いが。頬のシミも増えたなー。あごの肉もたれてきたし。
顔色だってお世辞にも綺麗とはいえない。老人性シワ症候群。大した苦労もしてない癖にシワだけは増えてきた。
昔入院先の同室の老人が「あんたは目がいい、輝いてる」といってくれたことがあった。
なんかの間違いかもしれないが何となく元気付けられた一言だったなー。
私はそんな何気ない言葉をかけて、人を元気付けてあげたことがあったかなー。無い、無い。
知ったかぶりの皮肉をかますのだけは得意だった。

せめて目だけでも老人なりの叡智みたいなもので輝いていたい、何事も始めるのに遅すぎることは無いと言う言葉を信じて生きてゆきたい。
というとカッコよすぎるなー。




遺骨をダイヤモンドに

2005年04月22日 | Weblog
昨日の夕刊で面白い記事を読んだ。
遺骨や遺灰を原料にして3500度の熱で熱して、取り出した炭素に高圧をかけダイヤモンドにする。遺骨の窒素が微妙に影響して金色がかったダイヤになる。品質は自然のダイヤに引けを取らない。それを指輪とかペンダントにして身につける。
アメリカの会社が始めたらしいが、日本でも昨年から注文を取りはじめた。現在70名ほどの申し込みがある。完成は5ヶ月後、約0.25カラットで値段は40万円。
わが国の埋葬法にも抵触しないとか。
交通事故で亡くした若い息子をダイヤにして身につける母親、ペットの遺骨をダイヤにする人などがいるそうだ。

3500度の熱で熱したら、遺骨のDNAも残らないから、ただの炭素元素に戻ってしまい、現実には亡骸の影も形も無いはずである。ただ信じるのみ。
形見を身に着けていることに似ている。
ひょっとすると流行するかもしれないが。

昨日ダンスの教室でおねえ様方に話したら、皆「気持ち悪うー!」と言っていた。
普通はそんな風に思うだろうが、偏愛に近い愛し方もある。昔愛人のオチンチンを切り取って肌身離さず持っていた女性がいたことは有名な犯罪史話である。
だから理解できる選択ではあるが。

女房や亭主の遺骨をダイヤにして一生身につけたいと思う人はどれ位居るだろうか。
本当に愛し続けることは夫婦間ではなかなか困難とみる。
友達みたいな夫婦になれれば大成功である。