思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

海底の眠り

2005年11月07日 | Weblog
英語では船は何故か女性名詞だというが、分かる気もする。
帆に風をはらんで進む帆船はイメージとして女性だ。

戦艦のイメージもやはり男性というより女性といったほうが落ち着く。
戦艦大和なんかはその優美さはやはり女性名詞であるほうが似合う。

昨晩のテレビで海底に60年間眠っている「戦艦大和」の探査を放映していた。
位置が確認され、大和そのものであることが海底探査機で確認されている。
300数十メートルの海底にバラバラになった悲惨な姿を横たえている。

特攻隊と同じように片道の燃料を積んで船出して、3000名の乗り組み員もろとも撃沈され海底に沈んだ悲劇の戦艦。
アメリカの空母から発進した1000機に及ぶ戦闘機の攻撃になす術が無かった。
戦争の悲惨を象徴するような戦艦だが、その優美な船体は芸術だ。
大戦末期、当時の日本の科学技術を注ぎ込んで作られた、職人仕事の粋を集めた芸術作品といえる。
当時の乗組員で生き残った人が、大和はこのまま静かに海底に眠らせておいて欲しいといってた。
確かに海底では無残な姿を曝している。

大和にまつわる悲話は多くのことを物語る。
何故か優美な船体の写真を見るたびに胸キュンとなる。
いつか精巧模型作るぞ。

ゴミ

2005年11月07日 | Weblog
明日は燃えるゴミを捨てる日、朝9時までに捨てる必要がある。
捨てに出るのは私の仕事になっている。
前日寝る前に必ず女房は「明日はゴミの日よ」と念を押す。
1週間に2度「燃えるゴミの日」があるが、我が家は週一度に集約している。
女房と2人だけだから大した量にはならないが結構ある。

当日は、女房はパジャマ姿で各部屋の屑入れ・台所の生ゴミ等をトットットと集めて回る。その間私は着替えてゴミの袋が出来上がるのを待つ。
マンションのゴミ集積ボックスはゴミの山になる。

昔はゴミ収集車なんて無かった。
生ゴミは堆肥になったし、その他のゴミも自然に還るような材質のもので、放置すれば土に還るようなものが多かった。
大量生産・大量消費の時代、大量のゴミも作り出している。

簡単には土に還れない材質のプラスチックゴミは地球に溢れ始めて海洋汚染を促進している。
人類亡き後もプラスチックゴミは人類の遺産として暫くの間存在し続けるだろう。